第二十九話 番外編〜結婚式での一騒動〜
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ちがついてくる。
そして、ミレイのところにたどり着いた。
「ミレイ、大丈……」
アベルが途中で話すのをやめたのは理由がある。
「あれぇ〜アベルじゃな〜い。ど〜こいってたのぉ〜?」
ミレイは赤ら顔で、目の焦点が合っていない。そう、ミレイは酔っ払っているのだ!!
「何でミレイは酔っ払ってるんだ?」
「たぶんあれじゃない」
デボラが指したのはガラスのコップ。コップには赤い液体が付着している。
「ミレイはジュースを飲むつもりが間違ったフルーツカクテルを飲んじゃったようなのよ」
「ミレイって確か14だったよね」
「うん。2年経たなきゃ飲めないわよ」
(注・この世界では成人、結婚可能、飲酒可能は16歳からです。)
「パーティーなんだから花火が必要だよね〜」
「何やろうとしてるの、ちょっ馬鹿やめなさい!」
「イオラ!」
カジノ船上空にイオラが炸裂した。
「酔いを覚まさないと大変なことになるわ。ミレイ、水飲みなさい!」
デボラは水をミレイに飲ませようとした。しかし。
「花火だ花火〜!!」
「……いいかげんにしなさーい!!!この馬鹿ー!!!」
バッシャァン!!!
キレたデボラはミレイの顔面に水をぶっかけた。
「ドラきち!ラリホー」
ドラきちはミレイにラリホーを唱えた。
「グゥ〜」
その後船室にミレイを運び、翌日目を覚ましたミレイが二日酔いで苦しんだのは言うまでもない。
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