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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
22話のオマケ・雪姫とまくらの会話
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っと大変な事情があるんでしょ?
それでとっさに私に隠そうと思って「冗談です」って言い訳してきたみたいなのね」
「あちゃー……」

「それで私、もうその時はわけがわかんなくなって。
だって、キライなんて言われてすっごいショックで、そしたら冗談なんていって笑うんだよ?
そうなるのは仕方ないよね?」
「まあそうですよね……それは当然ですよ!! (ホタルちゃん……!! なんてことを……!!)」

「でもね、それで私が泣き出しちゃったら……計佑くんがすぐにかけつけてきてくれてね。
……それは、すごく嬉しかったんだけど、
でもその時点では、まだコドモのイタズラなんて私は知らなかったから、やっぱりまだちょっと怒ってて。
でまあその、ちょっと私が泣……拗ねた振りをしてたら、
……そしたら計佑くん、すっごく優しくて!!
すごく、すっごく!! うれしくなるようなこと言ってくれて!!」

「……は、はあ……」

「あのね、あのね!!  私のこと、『好きにきまってるでしょう!!』なんて怒鳴ってくれて!!
もちろん、そういう意味じゃないことはわかってるんだけど!!
でもでも、あの計佑くんが、そんなセリフを、私の手を握りながら言ってくれたんだよ!?
これってすごいことだよね!!」

「……ま、まあそうですね……」

「それでねそれでねっ、私が嬉しくて嬉しくて、
つい身体が震えちゃったら、まだ傷ついてるとでも思ったのか、
ぎゅうう……! って! 私の手を握りしめてくれてね!! もうもう!!
抱きついちゃいたい気持ちになっちゃったんだけど!!」

「……そ、そうですか……」

「でもでもっ、もっともっとそういう言葉、聞きたくなっちゃうじゃないっ?
だからまだガマンして、泣いてるフリ続けたんだけど!!
そしたらねっ、私のことを「特別な人」「そんな人は先輩だけだから」とかね!!
も〜〜〜!  もうね!!
『一昨日のことなんて、アリスなんてただのおまけだから」とか、
「コドモと、先輩は全然違う」とか、
「特別に意識してる女のコは先輩だけなんだから、普通になんて出来るわけありません」
とかも〜〜〜〜!!!」

(……電話なんてするんじゃなかった……)

〜〜色々続いて〜〜

『──あとねあとね!
もし私に仲のいい男の子がいたりしたら、計佑くんもすっごくヤキモチやいてくれるって!──」

〜〜〜まだ続いて〜〜〜

「──それからねっ、私のためならアリスと距離とっていいよなんて言ってくれて!
本当に私のこと、一番に想ってくれてるんだなあって──」

(も、もう電話きっていいですか……)

──そうして、まくらがついに耐え切れなくなって。
とにかく話を変えようと、自分が知らない出来事──雪姫
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