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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第22話-2 『まくらと計佑、雪姫とアリス。「笑い事じゃないよぉっ!?あの人の場合、本当に実現しそうな未来じゃないの……!」』
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を組み直した。
そしてホタルの頭をひと無でして、慰めてやる。
けれどまくらは、そんな計佑の言葉は無視して。

「ホタルちゃん。昨日ホタルちゃんは、雪姫先輩に酷いコトをしたよね?」
「え? 何の話だ?」
「……忘れた訳じゃないでしょ、計佑。ホタルちゃんが先輩に送ったメールのことだよ」

 そのまくらの言葉に、ホタルがビクッ、と体を震わせた。その様子に、計佑の方が慌てる。

「そっ、その話か!? いや、それはもういいんだよ、もう終わった話で──」
「何言ってんのよ!! そんな簡単に許していい話じゃないでしょ!!」

 まくらが立ち上がって怒鳴ってきた。その怒声で、またホタルが震える。

「いやっ、まあそう怒鳴るなって!! 子供のイタズラなんだから、そんなに喚いたって──」
「本当にただの『子供のイタズラ』なら私だって怒らないよ!!
でも、これは違う……計佑にはわからないんだろうけど!!」

 確かに、計佑にはまくらがここまで怒る理由がわからなかった。それに戸惑った間に、まくらの怒声が続く。

「計佑、本当にあんたは全然わかってない!!
ヘタしたら、雪姫先輩との仲が完全に終わってたかもしれないんだよ!?
それくらい酷いコトされたのに、何あんたは簡単に許してるのよ!!」
「いっ、いや落ち着け!! オレだって、それは流石に一応わかってるよ、
だから本当に昨日ちゃんとキツく叱ったんだ!! そりゃあもう、ホタルがすっごい泣くまでだ!!
だからもう、本当に許してやってくれよ!!」

 必死に訴える計佑だったが、まくらはまるで落ち着いてはくれなくて。

「いいやっ、許せない!! どうせあんたの事だから、ホタルちゃんが泣きだしたらすぐに許したんでしょう!?」
「いっ、いや!! そんな事ない。昨日は……一応、ちょっとはガマンした」

 馬鹿正直にバラしてしまう少年。まくらが額に青筋を立てた。

「やっぱりそんな事じゃないの!! もういい!! 私が代わりにしっかり──」
「わ〜〜〜ん!!!! まくらがコワいよ〜〜〜!!!!」

 泣きだしたホタルが、ぴゅっと飛んで。あっという間に天井をすり抜けて消えてしまった。

「あっコラ!! も〜〜……っ!!」

 まくらが地団駄を踏んで悔しがるが、計佑はホッと溜息をついて。
それを見咎めたまくらが、今度は矛先を計佑に向けてきた。

「……計佑っ!! あんた、わかってるって言ったけど……!! ホントにわかってるの!?
雪姫先輩が優しい人だったからどうにか許されただけで、本当に危うかったんだよ!?」
「いっ、いや……うん、一応わかってるつもりだって……その、確かにあの後の先輩すごく……だったから。
でもさ、ホタルの気持ちも考え
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