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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第21話 『あの時の公園で。「結局……計佑くんは、私のことキライなの……?」』
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て──机の下で、少年の脛をけりつけた。
「っっっ!?!!?」
計佑がビクリと仰け反って、ようやくこちらに視線を戻してきた。
けれど、ビクビクオドオドとこちらを伺うだけで、何も言ってはこない。
──……なによ、そんな顔で……
なんだか悲しくなってきてしまった。だって、今はそんな怯える少年が見たかった訳ではなかった。
「……バカ……」
雪姫のその小さな呟きにも、やはり計佑は何も返してはくれなかった。
─────────────────────────────────
結局、この日の部活は気まずい時間が続いてしまい、早めに切り上げる事になった。
雪姫が最初に帰り、それでも計佑は追う事も出来ずに見送って。今はまくらにジト目で睨まれていた。
「……ホント、なにやってるの計佑……ここは追っかけてちゃんと謝ってくるとかさあ……」
「……いや、だって何で怒ってるのか分かんない状態で謝ってもさ……それもダメだろ……」
一番の理由はヘタレているせいだが、一応正論で答えてみせる計佑。
「ホント、鈍いダメ兄だなぁ……理由はともかく、きっかけくらいはわかってるんでしょ?」
「ああ……まあそれはわかってるんだけど……」
「じゃあそれだけでも私に話して。バカ兄にわかんなくても、私には多分わかるからさっ」
まくらがにぱっと笑ってそう提案してくれた。けれど、
「……いや、やめとく。自分で考えてみる」
断ると、まくらがまた呆れ顔になった。
「ちょっとー、まだ恥ずかしいとかそういうヘタレたコト考えてんじゃないでしょーね?
もう今さらなんだから、意地なんて張らないでさぁ……」
「いや、そうじゃなくてさ。確かにオレはガキでバカなんだろうけど、
だからこそ自分で考えて、気づかなきゃならないコトじゃないかと思うんだよな……これは」
今度はヘタれた考えではなく、本心でそう答えた。
……まあ、確かにまくらの言うとおり、妹分に情けない心情を晒したくない気持ちもあったけれど。
しかし計佑のその言葉は、まくらには意外だったようで、しばらくぽかんとしてみせると。
「……へぇ……計佑もちょっとは成長してるんだねぇ……」
「……うるせーよ。そりゃちっとずつぐらいは進歩するさ……多分だけど」
やはり自信はなくて、最後には苦笑して言葉を付け足してしまうと、まくらも笑った。
「まあ、計佑がそう言うんならとりあえず口出ししないけど。
でも本当に困ったらちゃんと言ってよね? 私だって計佑の力になりたいんだからさっ」
そのまくらの笑みはちょっと寂しそうだったが──
──なんだよ、俺に偉そうに説教出来るチャンスを逃したとでも思ってんのか……?
この鈍
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