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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第20話 『白井家での一幕。「そう、この顔だよ……私で一杯になっている時の、計佑くんだぁ……」』
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赤い顔をした計佑の顔を見れば、アリスが話した事を理解しているのは分かりきった事で。
そして知られたからには、恥ずかしくても何らかの反応は欲しかったのに。
なのにとぼけてみせる少年に、雪姫は全身を熱くした。
──……!! またとぼけて……!! また、恥ずかしいコトを私から言わせる気なの!?
計佑なりの "何も聞かなかったことにしよう" という気遣いだったのだが、余裕のない雪姫は、島での一件──一向に理解してくれない少年のせいで、自分の気持ちを洗いざらい告白させられる羽目になった事──もあって、
またそのパターンなのかと、そんな風に誤解してしまった。
──……そう……いいわよ、計佑くんがその気なら……!!
あの時と同じ展開に持ち込んでやる。
死なばもろとも、こちらから攻めて攻めて、また計佑を悶死させてやる……!!
そんな決意をもって口を開いた。
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「……私がね、毎晩計佑くんの写真とストラップにキスして、おやすみを言ってから寝てるって話だよ」
「え゛!?」
まさか蒸し返してくるなどとは微塵も予想していなかった少年が、思いっきり怯んだ。
──ええ!? なっなんで先輩わざわざ繰り返すんだ? 忘れて欲しい話じゃないのかそういうのっ!?
雪姫が赤い顔ながらも、ひきつった笑みを浮かべる。
計佑にはその意図がさっぱり理解できない。そして、ずいっと雪姫が一歩詰めてきた。
「……私ね、計佑くんに『好き』って言ってからじゃないと寝付けないの……」
熱い瞳で見上げられて、計佑の心臓は一気に鼓動を強める。
逃げるように半歩下がり、けれど雪姫は更に一歩詰めてきて。より近くなってしまう二人の距離。
「とっ、ところでプレゼントって何の話ですかね!? オレ、そんなんあげたことないと思うんですけど!!」
頭が沸騰する前に話を変えようと、とっさに疑問を投げかけた。
「……っ、それは……」
雪姫が一瞬怯んだ。計佑はそれにホッとするが、……甘かった。
「計佑くんの命を助けてくれた、あのクマのストラップだよ……壊れちゃった……」
「……え? あ、あの時の……?」
雪姫が男二人に攫われて、あわや……だった一件。
あの時、刺された計佑を救ったのはクマのストラップだった。
「え、でも……あれは先輩が買ったヤツで……なんでそれがプレゼントって事に?」
「……あのクマちゃんの代金、いいって言ったけど計佑くん弁償してくれたじゃない?
……つまり、あれは計佑くんからのプレゼントって言えるじゃない……」
俯いた雪姫がそんなことを言う。
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