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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第19話 『中等部からの新入部員。「いやっ!?こっ来ないで計佑くんっ!」』
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リス、オマエすんごいお嬢様だったのか……?」
「バッカ、さっきも言ったろ? 今は親戚の家にお世話になってるって」
「あ……そうだったな……」
ショックの大きい光景で忘れてしまっていた。
「ちょっと寄ってくか? 『ヒミツ』にしてたこともそれで分かるぞ?」
門扉を開きながら振り返ってきたアリスは、ニマっとした表情をしていた。
「……え……?」
計佑は、その顔に見覚えがあった。
「お前、まさ──「アリスっ!! 遅くなるならちゃんと連絡しなきゃダメでしょ!?」
計佑の声に、少女──豪邸から出てきた──の声が被せられた。
アリスが声の主に振り返り、
「お姉ちゃんっ!! ただいまぁ」
抱きついていく。
「……雪姫先輩……? お姉ちゃんって……」
まくらがぽかんとした声を上げた。
直前にその可能性に気付いた計佑は声こそ上げなかったが、やはり驚いた事には変わりがなく。
まくらと一緒に唖然として立ち尽くす。
「計佑くんにまくらちゃん……? 何でここに……?」
じゃれつくアリスを抱きしめながら、アリスの従姉妹──雪姫もまた、戸惑いを見せるのだった。
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<19話のあとがき>
基本原作通りの流れなのは、
自分では新しくイベントとか考える自信がないのが一番の理由ですけど、
他の目論見として
『この世界の話を僕にとってのトゥルールートという事にして楽しもう、
そして基本、原作通りの流れであるこの話だったら。
原作コミック二巻(の島編)までは、この小説の挿絵としても楽しめるようになるかな』
みたいな物もあったりします。
なので、少なくとも14話までは原作に出来るだけ忠実にいこうと思ってました。
それ以降に関しては、原作コミックも半ば封印するつもりでいるので、
当然この話の挿絵として楽しむことも余りなさそうだし、改変増やしていこうとも考えてたりします。
そして今回はアリス登場なのですけど。
最初に考えていたものよりは、随分と出番が多くなりました。
書き始める前には、アリスはいっそ存在ごとなくしてやろうかと考えてたくらいなんですけど(汗)
今回書いた通り、雪姫ちゃんにとって、もはやまくらちゃんは頼りになる味方です。
まくら派の人から見たら、鈍感で無神経に見えるのかもしんないけど、
雪姫派の僕としては、人の言うことを疑わない(計佑以外の男は除く)、
裏を探らない、とっても素直ないいコのイメージなのです(^^)
……そしてその雪姫の対極として、硝子の性格は腹黒に改造してたりするのですけどね……
その硝子なんですけど、
「なんか君望のマナマナを彷彿とさせるん
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