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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第14話 『島編第3話・何もかも告白させられて。「先輩のこと、守ってあげたくなりました」』
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まれてもしまった。
「すっ……スイマセン……」
あっさり返り討ちにあって、恐縮するしかない計佑。そんな計佑を見て、また軽く雪姫が笑って。
「あ……そうだ。安心してね? 計佑くんが気を失ってる間に唇を奪ったりはしてないからね?」
あらためて、爆弾を落としてくる。
「せっ……先輩っ!! 本当にもう……!!」
「あははははっ!!」
計佑の慌てぶりに、さっきより大きな声で雪姫が笑う。
「まあ……顔や頭を撫で回すくらいはさせてもらったんだけど。
それくらいは罰ゲームだよね? ヒトの真剣な告白を、マジメに受け止めてくれなかったんだから」
「う……」
またジト目で睨まれて。
やっぱりまだ怒ってるんじゃないか……と、ビクビクしてしまう計佑だった。
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食事も終わって。
二人は今、ケータイでゲームなどして時間を潰していて。
そんな中、計佑は気絶する前の会話を思い出していた。
──やっぱり……返事はしなきゃいけないよな……
昨夜の雪姫は、返事はいいとは言っていた。
でも、交際を申し込んだと誤解させてしまった時の様子を思えば、雪姫の本心は計佑にでもわかることで。
だから──情けない話になるとは思ったけど、正直な気持ちを伝えることにした。
「先輩……」
雪姫の番になったケータイを手渡しながら、話しかける。
「うん?」
雪姫がケータイから顔を上げて、計佑を見つめてきた。
相変わらず雪姫は綺麗で可愛くて。
だからこれからの会話は恥ずかしかったけれど。
それでも今は目をそらさずに、気持ちを伝える。
「……先輩の気持ちは嬉しいです。すごく嬉しかったし、ホント光栄なんですけど……」
その言葉に、雪姫がふるりと身体を震わせた。
「……けど……?」
「今は……ちゃんと返事を返せないんです。すいませんっ!!」
ガバっと頭を下げた。
「…………」
雪姫は何も言わなかった。そしてしばらく経って。ふぅっ、と雪姫がため息をつくのが聞こえた。
「 "今は" ダメなんだ……理由を教えてくれる?」
頭を上げる。
「その……情けない話なんですけど。
正直、まだ恋愛の好きとかそういうのオレよくわかんないんです」
「……計佑くんは……まだ誰も好きになったことはないの?」
「……はい。ないです……ホントガキですよね、こんな歳までないなんて……」
苦笑するが、雪姫はもっと困ったように笑った。
「それじゃあ私はどうなるの……この歳になって、ようやく初恋が出来たのに」
「あっ!? やっ!! でもっ!! 先輩はたまたま好きになる
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