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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第13話 『島編第2話・すごく敏感な雪姫先輩「こっちをちゃんと見て……」』
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ぼんやりと雪姫を見守りながら考える。
朝はスカート姿の雪姫だったが、祖母の

「相当荒れてるハズだから、服なんかも気をつけておいたほうがいい」

とのアドバイスで着替えていた。

「ほ……本当に深いねぇ?」

途中で雪姫が話しかけてくる。

「もうちょっとですから。頑張ってください」
「あっ、うっうん」

計佑の声の近さで終わりを感じたのか、かなりゆっくりだった雪姫の動きが、少し早くなった。

──おっと……

いよいよ手が届く距離になって、計佑は何気なく手を伸ばした。
──少年には、何の下心もなかった。
なんだかんだでまくらとの触れ合いが多い計佑は、
こういう時に自然と助けを出してしまうクセがついていただけだった。
けれど相手はまくらではなく、緊張と恐怖で震えている少女で。
そんな少女に声もかけず、いきなり腰を掴んだりしたら──

<i>「ひっ!!」</i>

ビクリと硬直した雪姫が、ハシゴから手を離した。そのまま後ろ向きに倒れこんでくる。

──……ええっ!?

もう殆ど降りきったな、と、半ば安心していたところの不意打ちに、計佑も対応しきれなかった。
支えきれずに、雪姫もろとも倒れこんでしまう。
しかしそこは流石というべきか、自分は受け身もとらずに倒れながらも雪姫の身体から手を離すことはなく、彼女を床からは守りきった。

「ぐぅっ……!!」

──のだけれど、ケガを負ってる身体に相当の痛みが走るのは当然のことで──
雪姫の脇腹を掴んでいた手に、つい力が入ってしまった。

「ひあ!!」

雪姫が悲鳴を上げて、計佑の上で身を捩る。

「──!!」

少女のお尻が、計佑の股間の微妙な辺りを刺激して。痛みも忘れ、金縛りにあってしまう。

「んぅっ、計佑くんっくすぐった──」

雪姫が振り返ってくる。

「「……あ」」

超至近距離で目が合う。
──さっきのキス(事故)を思い出した。また計佑の手が力んでしまう。

「ひぅん!!」

雪姫の身体が、軽くブリッジをして海老反った。

──!! 今のウチに!!

慌ててそのまま雪姫の身体を持ち上げて、隣に下ろした。
まだ身体は痛かったが、慌てて上半身を起こす。ヒザも軽く立て、身体を折り曲げてヒザに頭を乗せた。
──しばらくは、この格好のまま動く訳にはいかない。

「いっつ……」

落ち着いたら安心して、つい声を漏らしてしまった。

「だっ大丈夫っ!? ケガしてるのに……ごめんなさいっ」
「あーいえっそんな……こっちこそ支えきれなくてすいません」

顔だけは起こして、なんとか雪姫に笑いかけてみせた。
「や、でも危なかったですね。また変なコ
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