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白井雪姫先輩の比重を増やしてみた、パジャマな彼女・パラレル
第11話『雪姫の添い寝と次の朝、一方硝子は……「まくらには内緒にしておくから」』
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!? 」

驚いて軽くのけぞると、雪姫はカリナ達には見えないように、ウインクまでしてきた。

──なっなにこれっ……ホントにこれ、"人として好き" ってだけ……なのか!?

さっき出したばかりの結論が、揺らいでしまう。

──いやでもっ……またいつものようにからかってるだけ……とか……?
……けど、人前で先輩がからかってきたことは今までなかったような……

また頭がぐるぐるしてきてしまう。

「はい、あーんして」

結局熱い頭のままで、言われるがまま口を開いてしまう。
そうして雪姫が、「あー……ん……」言いながら、口の中にスプーンを差し入れてきた。

「……どうかなぁ? 計佑くんの口に合うといいんだけど……」

心配そうに、でもどこか期待を込めた瞳で見上げてくる。

「うっうまいですよ……スゴクおいしいです」
「ホント!? ……よかった……」

ホッとした、そしてすごく嬉しそうな笑顔を雪姫が浮かべて。

「じゃあまた……あーん……」
「あー……熱っ!?」

今度の具は一際熱くて、思わず悲鳴が出た。

「あっごめんっ!! ……ヤケドしてない!?」
「やっ大丈夫ですっ」
「……ふーふーもしたほうがいいのかな?」

雪姫が上目遣いで尋ねてくる。

「いやそれはっ!? 」

恥ずかしすぎます、とは言葉にできなかったが、

「ふふ……それはさすがに恥ずかしいかな?」

やっぱり幸せそうに雪姫が笑って。

──計佑は、もう雪姫の事しか目に入らなくなってしまうのだった。

─────────────────────────────────

雪姫の方も、実は内心、相当恥ずかしがっていた。
けれど、それ以上に舞い上がってもいた。
今までは、一応人前では抑えていた部分もあったのだけれど……もう、そんな我慢は出来なくなっていた。
カリナや茂武市の、ぽかんとした視線は気になるけれど、
『私のせいのケガだから』という免罪符だってある。それで開き直れた。

──幸いな事に。
計佑の方を向いている雪姫には、隣に座っていた、今は後ろにいる硝子がどんな顔をしていたのかは……見えなかった。

─────────────────────────────────

朝食後、未だ席に残っているのは計佑だけだった。
食事が終わると、「ちょっと待っててね」と言い残して雪姫は食器を運んでいった。
別に歩けない訳でもないし、せめてそれくらいは自分でやりたいところだったけれど。

そして今、計佑は早く外に出たい理由もあってそわそわとしていた。

──まくらは一体どこいった? メシもずっと食ってないハズだし。
コンビニ行って、
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