第二十六話
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の顔が映しだされる。エクストラと同じく、髪をお団子にしている。あくまで、戦術機に乗るときだけお団子にするのであって、普段はおろしているのである。まあ、どちらも似合う人だから、問題無いんですけどね。機体を月詠中尉の隣に着陸させる。
「久しぶりだな、真那」
「ああ!八年ぶりだぞ!どうして日本に来たとき、会いに来てくれなかった!!真耶から聞いたぞ、私や冥夜様を除く他の方とは会ったと!ましてや、篁唯依とは逢い引きしていたとな!」
いきないり、大量の質問が飛んできた。
ガトリングシールドで、BETAを射殺しながら答える。
「日本に来たとき会いに行きたかったが、真那の仕事の邪魔をしたくなかったから、行かなかったのさ。あと、唯依ちゃんとは、逢い引きなんてしてないぞ?唯依ちゃんの両親の墓参りに、行っただけだ」
「嘘を申せ!じゃあ、なぜ和菓子屋で二人で茶をしていた!」
74式近接戦闘長刀で、要撃級を真っ二つにしつつ、文句を言ってくる月詠中尉。だがいに背中を合わせながら、戦闘を続ける。
「あの時は、帰る迄に時間が余ったから、和菓子を食べに行く事になったから、食べに行っただけだ」
「フン!口では調子の良いことを言っても、どうせ私を除け者にするのだろう?」
やたらと突っかかる月詠中尉。何でこんなに突っかかるんだ?
「真那、どうしてそんなに突っかかるんだ?」
「フン!貴様の胸に聞いてみろ!」
ヒートサーベルで要撃級を切り裂き、頭部バルカン砲で戦車級を蜂の巣にする。月詠中尉は、120o滑空砲で要撃級を、吹っ飛ばした。
「ウ〜ン、分からんな。真那機嫌を直せよ。俺に出来ることならなんかしてやるからさ」
「!!本当か?!」
「ああ。本当だ!ただし、俺に出来ることの範囲だからな」
「その約束忘れるなよ!」
「おう!」
ニッコリりと笑って、返答をする。
「約束したからな!忘れるなよ」
「大丈夫だ。約束は守るからな」
そんな会話をしなが、BETAを倒していると、通信が入った。
「不動准将、京都に火の手が上がりました」
「なに?!」
イルマ中尉からの、報告を受けて京都の方を見ると、街全体に火の手が廻っていた。
「遂に、火の手が上がったか。京都の美しい街並みが焼けていく」
月詠中尉の言葉に、周りからも「我々は護れなかった」「くそ!我等の故郷が!」など、様々な声が上がる。
「不動准将。友軍部隊の撤退が完了しました。戦闘地域から脱出してください。繰り返します」
イルマ中尉から、撤退するように求められる。
「全員聞け。友軍部隊の退却が完了した。我々も京都を脱出する」
「クッ!了解しました」
「了解」×7
斯衛軍の衛士
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