第二十五話
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「い、いやーーー!」
ドカーーーーン
戦車級に取り付かれていた、激震がいきなり大爆発をした。爆風が此処にもくる。
「チッ!何でいきなり爆発したんだ?!」
「あーん?機体がかなり揺れるな。酔いが回ってきたか?」
「危な!」
「ガード!」
「え?」
咄嗟にシールドガードしなかった、バーニィのザクUが吹っ飛んだ。幸い一番後ろにいたので、問題はなかった。
「バーニィ大丈夫か?」
「く?痛〜いてえ〜。な、なんとか行けます」
バーニィを見ると、外傷は無いようだ。大方倒れた時に、背中を打ち付けてむち打ちになったんだろう。
「馬鹿野郎!戦場で気を抜いたら殺られるて、訓練でも習っただろうが!」
「す、すいませんガルシアさん。油断してました」
「いいか!お前一人のミスが、隊全体に迷惑をかけるんだぞ!お前がくたばるのは勝手だが、俺達迄巻き込まれたら、洒落に何ねえんだよ!!忘れんな?戦場に次は無いんだからな!」
ガルシアの説教を受けて、落ち込むバーニィ。俺が言うつもりだった事を、ガルシアが嫌われ役になって言ってくれた。
生きて帰ったら酒位は奢ってやるか。
「しかし、何でいきなり爆発したんでしょうか?」
「分からんが、もしかしたらパイロットが自暴自棄になって自爆スイッチを押したのかもしれん」
「はあ?待ってください。民間人が巻き沿いになるかも、知れないんですよ?」
ガルシアやバーニィは、首を傾げている。
俺とて分からないが、推測で話を続ける。
「錯乱していれば、周りに何が居ようと関係無く押したりする新兵がいたりするもんだ。まあ。推測でしかないがな」
「確かに、有り得ない話しじゃありませんね。パニックのあまり、自爆スイッチを押したのかも知れません。爆弾でも積んでればこれだけの衝撃も納得出来ます」
「まあ、良い。起きてしまった事は、どうしようもない」
そんな事を話していると、無線に通信が入ってきた。
「HQより各機へ、姫路防衛線が突破された!残存部隊は、急ぎ撤退せよ。繰り返す」
通信回線から、防衛線をBETAに突破されたと、通信が入った。
バーニィを除く、全員の顔に緊張が走る。バーニィは、顔を青くして少し震えている。
「全員聞いたな。防衛線が突破された。これ以上此処に居ても無駄だ。我々は此処より脱出する」
全員が頷く。バーニィを除けば皆退却戦が如何に辛いかよく知った隊員達だ。この先の地獄を、予想しているのだろう。
「先頭三人は、ガルシアとアンディそれにバーニィ。殿はおれとミーシャで引き受ける」
「りょ〜〜かい〜〜」
「了解です」
「了解しました」
「り、了解です。シュタイナー隊長」
「よ
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