第二十四話
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インを構築する。各部隊は、姫路まで後退せよ。繰り返す」
どうやら、帝国軍は山口県での防衛を諦めたらしいな。各友軍部隊が、後退行動にはいった。
「シャア大佐、後退命令が下りましたね」
「そうだなアンディ。我々も、後退しなければならんな」
何時の間にか、近くまで二人が来ていた。後退する友軍反応をレーダーで見ると、まだ後退していない部隊がいた。ヴィッシュ・ドナヒュー大尉の部隊だった。
「なに!まだ後退していないのか?」
「ヴィッシュ・ドナヒュー大尉て言えば、殿軍を好んでする方だと聞いてます」
「助けに行くぞ。友軍を見捨てる程、腐っていないからな」
「「了解(です)」」
ブーストジャンプで、奮戦するヴィッシュ・ドナヒュー大尉の元に向かうのだった。
シャアsideout
ヴィッシュside
司令部から、後退命令が出たは良いが、部下のザクが要撃級のパンチをコックピットにくらい、気絶してしまった。部下を見捨てる訳にもいかず、僚機の部下にザクを肩で抱えながら、撤退しているが思う様に進まない。
「チッ!まだまだ、BETAが来るか!」
ヒートサーベルで、迫り来る要撃級を切り裂く。しかし、何体倒してもキリが無いのだ。終わる事のないBETAの波に、私は苛立ちを隠せなかった。
「ク!お前達だけでも、早く逃げろ!」
「隊長。それは、無理な話です。我々が隊長を置いて行く様な部下ですか?」
「そうですよ。部下を見捨てない隊長だからこそ、我々は付いて来たんです。だから、我々も隊長を置き去りになんか出来ません」
部下から返ってくる返事は、やはり予想した通りの返事だった。
私は良い部下に恵まれたようだ。部下達は、死なせない!ならば、私が囮になれは部下達を逃がせるかもしれない。
そんな、作戦を考えながら撤退戦を続けていると、通信が入った。
「ヴィッシュ・ドナヒュー大尉無事か?」
「シャア大佐ですか!私は無事ですが、部下か負傷しています」
シャア大佐のザクが、近くに着陸した。僚機の2機のザクが、私の前に立ちBETAを迎撃してくれる。
「コックピットハッチは、開かないのか?」
「駄目です。どうやら、中のフレームが歪んだようです」
「いつまでも此処には、居られんからな。仕方ない2機のザクで、抱えて連れて行ってやれ。リカルド」
「大佐、どうしました?」
バズーカで、BETAを吹き飛ばしているザクのパイロットが、返事をする。もう1機のザクが、クラッカーを投げて小型種のBETAを、爆殺する。
「バズーカで、一気にBETAを吹き飛ばしてくれ。その隙に此処を、脱出するぞ」
「了解です」
「大尉、聞いていたな?」
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