第二十四話
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から回避してる。
「光線種の排除は完了したな。ならば、通信回線を開くか」
光線種の排除が終わり、通信回線を開くか。そう思って、スイッチに指を掛けるとスイッチがONになっていた。しかも、オープンチャンネルで。私は固まった。
まさか、独りで無線の電源を落として名台詞ぽい事を言っていたつもりだったが、まさか全員に聞こえていたとわ。気を取り直して、近隣に居る部隊に通信をする。
「此方はメビウス所属シャア・アズナブル大佐だ。そこの帝国軍、まだ戦闘は可能か?」
「はい。まだ戦闘は可能です。流石、大佐殿ですな。ビックマウスかと思いましたが、有言実行されるとは恐れ入りました」
やはり皆に聞かれていたか。
まあ、聞かれて困る無いようではないが、少々恥ずかしいから気にしなければ良い。
「スマンな。しかし無理せずに戦闘しろ。もうすぐ避難民の撤退が完了する。それまでの辛抱だ!」
僚機のザクUもようやく此方に来る。
マシンガンで近づいてくる、戦車級を射殺する。足場を作りそこに着地した。
「分かりました。我々は、此処に展開したまま戦闘を続行します」
「頼んだぞ」
そこで帝国軍との通信を終える。既に此所までBETAを倒しながら、進んで来たMS部隊に通信を繋ぐ。
「私は、シャア・アズナブル大佐だ。貴方は?」
「俺は、ヴィッシュ・ドナヒュー大尉であります。まさか、赤い彗星と共に戦えるとなど思いませんでした」
眼帯をした隻眼の男だった。確か、荒野の迅雷と呼ばれている人物だったな。
「そうか、なら光栄だな。もうすぐ避難民の撤退が完了する。そうしたら、此方も撤退する事になる。それまで、頑張ってくれたまえ」
「了解しました」
そう言って、別れる。
ドナヒュー大尉達が、倒してこなかった要塞級等が、既に集まって来た。
「見せてやろう!MSの性能を!」
僚機が、要撃級等をマシンガンで射殺する。
私は、ブーストジャンプで上空に上がり、右足を前に出しブーストを吹かして、要塞級の顔面にキックをかます。
ブチャと鈍い音と共に、ザクの右足が要塞級の頭を潰す。
スラスターを逆噴射して、足を抜きマシンガンを射つ。要塞級は、体内に光線級等の小型種がいることも有るため、念のため蜂の巣にしておく。
「アンディ!リカルド!無理はするなよ」
「分かってますよ」
「了解です、シャア大佐」
アンディは、マシンガンで要撃級を蜂の巣にする。
リカルドは、ヒートホークで要塞級の足を切り裂き、バランスの崩れた要塞級にバズーカを射って吹き飛ばす。
かなりのBETAが、巻き込まれたのか、一面が荒野になってしまった。
「HQより、各機へ。民間人の脱出が完了した。司令部は、姫路まで後退し、防衛ラ
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