第二十二話
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軍を開始した、第二陣が、佐賀、長崎に向かっております。このままの進軍速度ですと、我軍の艦隊が丁度、側面から攻撃が可能です」
部下達が、ひっきりなしに報告を寄越す。おかげで司令部は大忙しだ。
「BETA群の第二陣を確認しました!」
オペレーターから、報告が入る。遂にお客さんがきたか。
「よし!MS隊を発進させろ!MS隊が展開を完了するまでの間、魚雷による面制圧を行う!良いか!師団規模より減らすなよ!」
不動准将にお聞きしていた規模より、減らしてはならないと通達が先ほど来た。これも、正史道理にしなければならないらしい。まあ、地上には既に、デラーズ中将の部隊が展開を完了しているからな。問題など無い。
「魚雷装填完了!何時でも射てます!」
「発射口開け!」
「発射口開門。注水完了」
「全艦準備が完了しました!」
展開中の潜水艦艦隊が、魚雷の発射準備を完了した。後は、私の指示を待つだけだ。
「良し!魚雷発射!!」
近隣に展開していた、ユーコンやマッドアングラーから、一斉に魚雷が発射される。目標は水中を移動するBETAだ。
「弾着まで、10秒、9、8、7、6、5、4、3、2、1、弾着今」
ズドドドドーーーン!!
爆発による衝撃で、艦が大きく揺れる。かなり大規模な衝撃だった。だが、水中では爆発が水によりかなり相殺されてしまうため、余り数を減らせていないだろう。
「状況報告!魚雷全弾命中!凡そ3000体のBETAを撃破はしたと、思われます!」
(チッ!やはり、水中では威力が抑えられるな。だが、3000体倒せたなら上出来か)
通常BETAとの戦いで迎撃作戦を行う場合、水中ではなく上陸した湾岸線の陸地で迎撃を行うのが、最も効率が良いとされる。これは、水中では爆発の威力が水により、緩和されるからである。陸上では、爆風等にも巻き込む事が可能だが、水中ではそれが見込めない。それ故、基本的に水中戦闘は考慮されず、海底等に機雷や地雷を設置するのが、一般的である。なので、水中で魚雷だけで3000体ものBETAを倒したと成れば、凄まじい戦果なのである。
「ドライゼ中佐。MS部隊展開を完了しまたした」
「良し!例のMAも出撃したな?」
不動准将に渡された、あの不可思議な形をしたMA。マッドアングラーの下腹部に収用するのが、やっとだったな。
「はい。フラナガン・ブーン大尉が乗って出撃されました」
ユーコン級の艦長をしている、彼が乗って出撃したのか。まあ、無事を祈るしかないな。そんなことを考えながら、指示をだす。
「よし。これより、潜水艦艦隊はこの海域から、後退する。MS部隊は、師団級より、減らさない様に注意しながら、戦闘を開始せよ!」
部下に指示を
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