第二十二話
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榊是親side
私は今内閣総理大臣官邸に、閣僚を呼び出して緊急会議を開催している。
「状況はどうなっている?」
「はい。現在BETAは、対馬島に上陸しました。また、長崎、佐賀にも師団規模級のBETAが、上陸したとの事です」
秘書官が状況報告をする。
「なんだと!バカな!まさか、BETAが日本進行を開始しただと!」
閣僚の一人が怒鳴り付ける。
「ハイブの建設時期からして、来年の初頭ではなかったのか?!」
違う閣僚から声があがる。今までのBETAの動きらかして、来年の初頭を予想していた、政府、軍、官僚からしてみれば、まさに晴天の霹靂だ。
「軍は何をやっている?!この事態にまさか、反応できていないと言うのか!」
また、違う閣僚から声がが上がる。そう、軍の対応が遅れれば、その分民間人が危険にさらされるのだ。
「今現在分かっている情報では、防人ラインの対馬で、帝国本土防衛軍が戦闘を続けています。更に九州地方では、先に展開を完了していた国連外郭部隊メビウス所属デラーズ中将が率いる第一師団が、長崎、佐賀、で戦闘を開始しています」
「なに?メビウスが迎撃しているのか?」
「はい。そうです。少々お待ちを」
ドアが開き、違う秘書官が入ってきた。説明している秘書官に耳打ちをすると、私の横に来て耳打ちする。
「榊首相。メビウスから先ほど連絡がありました」
「なに?何かあったのか?」
流石にメビウスの動きは読めない。元々彼等は、鉄原ハイブの間引き作戦を予定していたら、今回の大規模BETAの進撃にまきこまれたのだ。いきなり完全撤退とか、言い出さなければよいが。
「して、内容は?」
「はい。メビウスは、BETAの日本進行に対し協力を惜しまないと、連絡がありました」
これは驚いた!まさか、不動准将率いるメビウスが、協力してくれるとは。在日米軍と本土防衛軍の戦力を動員すれば、帝国は守りきれるだろう。しかし、この時私は知るよしもなかった。この後に、帝国を揺るがす事があるとは。
「分かった。メビウスに感謝する旨を伝えてくれ」
「かしこまりました。あと、メビウスから一つだけ榊首相に、お願いがあるとのことです」
お願い?不動准将程の方が私に頼みこどとは?不可思議なと思いながら、秘書官に話を促す。
「何が、必要なのだ?」
「はい。民間人に対する避難命令を、政府から発令してほしいとの、ことです」
な!まさか避難命令を、要請してきたか。しかし、九州北部地方には出ているから問題にならないはずでは?
「何処を指定しているのだ?」
「九州地方全体と、中国・四国地方を含む西日本各地です」
「な!!!」
さ、流石にそれだけ
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