第二十一話
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のに」
「いやはや、偶々廊下を歩いて居たら、偶然聞こえましてな。なら次いでに、不動悠斗准将と言う人間を見ておこうと思いましてね。講して内密に隠れて居ました」
鎧衣課長がこうなった理由を説明するが、全員あり得んなと言った表情だ。
「鎧衣、此処で話す話は、他言無用ですよ」
「分かっております殿下。流石に帝国に害になるような事は話しません」
流石は鎧衣課長。帝国が不利になるような事はしないか。
「申し訳ありません、悠斗兄様。臣下の者が迷惑をかけました」
「良いですよ悠陽。最後に会ってから、9年位になるのか」
いや、実際は知りませんけどエクストラ編の3歳時の冥夜が、あれだけ可愛いのだから、六歳時の悠陽殿下だって可愛いに決まってる。
「そうですね。悠斗兄様がまだ日本に居られた時に、煌武院家でお会いして以来ですから」
「あの頃の悠陽は小さくて可愛かったが、今の悠陽は大きくなって、美人になったね」
「嫌ですわ悠斗兄様。そんな事など言っては、真耶さんに怒られますよ」
「いやいや、悠陽が美人になった事を誉めただけで、真耶さんが怒るとは」
「悠斗?貴様は私の婿になる男なのに、殿下まで口説くのか?」
黒いオーラを全身から発生させて、とても良い笑顔を真耶さんが居た。
他の男たちは震えていた。
「おいおい。妹みたいな悠陽の成長を誉めただけで、口説いてなんかいないぞ」
いくらなんでも言いがかりだ!煌武院悠陽殿下に失礼だろ。大体悠陽は、白銀ハーレムの一員だから守る対象であって、恋愛の対象にならないからな!
「あら、残念ですわ。私こう見えても一途な女ですのに、悠斗兄様は私とはお遊びだったのですね?」
行きなり泣き真似をする悠陽。月詠大尉からの黒いオーラが更に増える。
「そこ!勘違いされる様な事を言うな!そして真耶さん!その物騒な物をしまってくれ!」
「何が、物騒な物なのだ?」
いや、真耶さん。貴女の右手に持っている銃は明らかに、物騒な物ですよね?しかも、俺の額に照準が向いてますよね!
いやまあ、避けられますけど殿下の前で、刃傷沙汰はご法度なのでは?
「悠陽殿下、お時間がそろそろ近づいております」
「まあ、もうその様な時間ですか。楽しい時間は過ぎるのが、早いのですね」
どうやら、煌武院悠陽殿下の、次の予定が近づいているようだ。
月詠大尉が銃をしまう。俺は煌武院悠陽殿下の方に向きなおす。
「悠斗兄様。お時間が近づいておりますので、簡単に申し上げます。此度の間引き作戦のご成功を、お祈りしております。作戦の成功が帝国の平和に繋がりますので、どうかご武運を」
「は!ありがたきお言葉を頂戴致しましたので、私のもてる全ての力をもって、必ずや勝利
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