第二十一話
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と、俺は紅蓮醍三郎大将と知り合いなんだよな。となると、当たり障りの無い返事をしておくか)
「お久しぶりです、紅蓮閣下」
「なに畏まっておる?昔のように、紅蓮師匠と呼んで構わんぞ」
「では、紅蓮師匠様、お元気そうでなりよりです」
「ハッハハハ!当たり前よ!まだまだ、若いもんには負けんよ。しかし、悠斗よ、貴様はかなり変わったのう」
いきなり豪快に笑い出したかと思いきや、急に真剣な表情になる紅蓮大将。
「服の上からでも見て分かる筋肉。隙の無い動きに、無駄のない足さばき。そして、隠しているがワシが辛うじて感じとれる気の力。かなりの修練をした者だけが扱える、気の力を習得したな」
(おや?隠していた気の気配すら気付く辺りは、流石は斯衛の大将だけは、あるな。生きる伝説と、呼ばれるだけはあるな)
曰く、素手でBETAの装甲を貫くとか。
曰く、嵐を発生させることが、出来るとか。
曰く、雷を操る事が出来る等と、言われているからな。また、衛士としての腕前は、超一流だと言われている。
しかし、この世界だと、俺の師匠もしていたらしいな。とんだ化け物に、鍛えられていたらしいな。良く、この世界の俺は耐えたな。人外レベルの人間に鍛えられたら、普通は死ぬぞ。←お前も充分人外レベルだからな!(神様)
なんか、電波を感じた。
「はい。修行だけは怠りませんでしたから。気については、とある流派に弟子入りして習得しました」
「そうか。なら、弟子入りした師匠が良かったのだろうな。普通の人間では、気を操る事など出来んからな」
まあ、東方不敗マスターアジアに弟子入りしましたからね。普通に、殴るだけでデスアーミーを、粉砕するほどの力を持っているかたですから。
「紅蓮醍三郎大将。そろそろ、お時間がありません」
「おお!もう、そんな時間か」
月詠大尉が、時間が無いことを教えてくれる。そろそろ、謁見の時間に近づいているのだろう。
「悠斗よ。共に着いて参れ」
「はい。分かりました」
紅蓮大将と月詠大尉と共に、歩みを進めるのであった。
悠斗sideout
紅蓮side
ワシは今、帝都城の廊下にある、柱の後ろに隠れておる。
今日8年ぶりに帝都城に顔を出す馬鹿弟子を、驚かすためじゃ。
奴は、無現鬼道流の基礎を叩き込んだ所で、極めて政治的な要因で、日本を去って行ったのじゃ。そんなあ奴が、どれ程強くなったか楽しみじゃった。十五分程待っておると、月詠の気配を感じた。もう一つ、懐かしい気配を感じた。恐らく奴だろうな。
コツ
おや?足が、柱にあたってしまったようじゃな?
「真耶さん気よつけろ。誰か、物影にいるぞ」
「なに!侵入者か?」
ぬ
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