第四章 炎
第7話 最後のデート
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?」
士道「何でそこまで……!」
十香「なんでと言われてもな……」
士道のリアクションが意外といった調子で十香が眉をひそめる。
それを補うように四糸乃がたどたどしく声を上げてきた。
四糸乃「その……令音さんに、言われて……来たんです、けど……お邪魔、でしたか……?」
士道「……ッ!?」
士道が息を詰まらせる。するとインカムから声が聞こえてきた。
令音『言ってなかったな。今日のデートには彼女らも同行するよ。その方がいいのではないかと思ってね』
士道「でも……本当に大丈夫なんですか?琴里の機嫌とかは……」
言いながら琴里の方を向く。
琴里の表情は先ほどと変わらぬ顔を……作、って……
琴里「……へぇ、なかなか思い切ったことをするのねぇ、″士道″。今から楽しみだわ」
先ほど異なり″にこやか″に言ってくる。
士道「駄目じゃないですか!い、今の琴里の機嫌メーターと好感度はどんな感じなんですか!?」
しかし、令音はしばらくの間黙ると……
令音『……ん、まあ、その、なんだ。……頑張ってくれ』
いつになく無責任な調子でそう言った。
士道「ちょっ………一方通行!お前から見て琴里の好感度はどんな状態だ!?」
一方通行にフォローを求めるが。
一方『………………さァな』
士道「その間はなんなの!?ねぇ!それほどヤバイ数字が出てるの!?」
と思わすつっこんだが、返事はなかった。よほど悪い数字なのだろうか。
そんな不安な状態でデートはスタートした。
ーーーー
ーーー
ーー
ー
士道達はオーシャンパークに着き、着替えをした。
十香、四糸乃、佐天は昨日、士道が勝った水着だった。
十香も四糸乃の佐天も頭に『絶世の』だの『傾国の』だのがついてもおかしくない美少女である。
もし、なんの予備知識もなくあの姿を披露されていたとしたら、琴里そっちのけで3人を見つめていたかもしれない
と、急に十香が大声を上げた。
十香「シドー!あの湖には入ってもいいのか!?」
湖というのは恐らくプールのことだろう。士道は快く答える。
士道「あぁ、もちろんだよ」
十香「よし!行くぞ四糸乃、涙子!」
四糸乃「は、はい……っ!」
佐天「あ、待ってくださいよー!」
元気良く3人が駆け出して行く。
琴里「元気ね、2人とも」
背後から声が聞こえた。
士道「お、おう、琴里」
言いながら振り返ると、そこには白いパレートタイプの水着を来た琴里がいた。
その姿を……ぼーっと見つめてしまった。
令音『何をしているんだね、シン』
と、右耳から令音の声が聞こえた。
士道「え
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