第190話 幕開け
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するまでの楽しみが増えるじゃねーかっ!カーカッカッカッカァ!」
高らかに笑うナツを見て、グレイとリョウは肩を竦め、エルザとユモは顔を見合わる。が、全員笑みを浮かべていたのは確かだった。
エ「だが、目的はただ1つ。」
エルザが目付きを鋭くし、
グ「俺たちだけじゃなくて、ギルドの目的だ。」
グレイが握り締めた右手の拳を右胸に刻まれた紺色の紋章にぶつけ、
リョ「優勝、だろ?」
ユ「もちろん。」
リョウが問い掛けるような口調で言い、ユモが力強く頷きながら答え、
ナ「面しれェ、やってやろーじゃねーか。今年も優勝するのは、俺達妖精の尻尾だっ!」
ナツが口角を上げて笑ったのと同時に、会場の方からチャパティ・ローラの実況が聞こえた。
チャ「栄光なる魔の頂を手にするのは、勝利の女神が微笑むのはどのギルドかっ!大魔闘演舞・・・開始ィ!!」
チャパティ・ローラの実況と共に、像の上にいる男が通常より遥かに大きい銅鑼をゴォォォォォォォォォォン!!と街中にいる魔道士達にも聞こえるくらい力強く叩いた。
ナ「行くぞォ!」
グ&エ&リョ&ユ「オオッ!!」
円陣を組み、ナツの掛け声に続いて他の4人も声を上げた。
雲一つ無い青空が広がる7月6日、大魔闘演舞が幕を開けた―――――。
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