第190話 幕開け
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、呑気な声がキース達の頭を冷やした。
マ『そんな事、気にする必要ないじゃん。』
マヤが腰に手を当ててため息と共に言う。
ト『コグレさんとナナヨさんがアンドロイドだって事と、爆破されちゃった事を知ってるのは皆さんと妖精の尻尾だけですから、きっと大丈夫ですよ。』
フ『まぁ、体から機械油とかが出てる事には気づかれたかもしれねェけど。』
ハ『それだけで「アイツ等はアンドロイドだーっ!」とは思われないと思うよ。』
マヤに続いてトーヤ、フレイ、ハッピーが答える。
ショ『それに、強かったコグレとナナヨを、魔法を使うのがまだ初心者の人達に入れ替えると、余計に変に思われるんじゃないか?』
グ『それなら、アイツ等と入れ替わったルチーアとアンナが出場した方が良いと思うぜ。』
ショールとグレイの言葉に、ルチーアとアンナは顔を見合わせた。
リョ『心配すんな。コグレとナナヨがアンドロイドだったって事も、爆破されたって事も、誰にも他言しねェって約束する。』
エ『妖精の尻尾の魔道士は、約束を破る事は絶対にしない。』
ル『キース達は明日、正々堂々としてればそれで良いのよ。ね?』
リョウ、エルザ、ルーシィの順に笑いかけながら言う。
ナ『それにさっきも言ったじゃねーか。』
ずっと頭の後ろで手を組んでいたナツが歩み寄りキースの前に立つと、吊り目の目を猫のように細くして笑うと、
ナ『俺達は敵じゃねぇ、ライバルなんだ。ライバルなら正々堂々とかかって来いよっ!』
キ「妖精の尻尾の最強チームの皆さんの言葉を信じて、正々堂々としてればいいんだ。今の俺達に出来る事は、それだけだ。」
緑色の瞳に鋭い光を宿らせたキースの言葉に、カオリとレヴルはもちろん、弱音を吐いていたルチーアとアンナも力強く頷いた。
チャ「そして現在1位!現最強ギルドであり、2年連続優勝を手にする事が出来るのかっ!?妖精の尻尾、入場ーーーーーッ!!」
出入り口の前に、赤い妖精の尻尾のギルドマークが浮かび上がると、ギルドマークが灼熱の炎に包まれ焼き消え、ナツを先頭にエルザ、リョウ、グレイ、ユモと続いて妖精の尻尾のメンバーが姿を現した。
観全「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
大大大歓声が会場を包み込む。
レビ「ユモー!頑張ってーっ!」
マカオ&ワ「エルザーーー!いけーーーーーっ!!」
エル「リョウ!漢なら怪我なんか気にすんじゃねェぞォ!」
ウォ「ぶちかましてやれっ!グレーーーイ!」
ロ「ナツ兄
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ