第190話 幕開け
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
銀河の旋律のメンバーを見て呟き、マトー君が首を傾げた。
観1「何だー、あの強い奴等いねェのか。」
観2「俺あの2人と妖精の尻尾のバトルが見たかったんだけどなー。」
観3「でも昨日のバトルであの2人、何か体から変な物出てなかった?」
観4「そうそう!血じゃなくて茶色っぽい液体とか。」
観5「まさか、アイツ等人間じゃなくてロボットなんじゃねェか?」
観6「それで昨日のバトルで故障しちまって、修理中か破壊しちまったんじゃね?」
観7「まっさかー。」
とある観客達がそんな会話をしていた。
本気で言ってる訳ではないが、話の内容は事実と大体似ている。
ア「ね、ねぇ・・やっぱり不思議がられてるよ。」
ルチ「やっぱり、僕とアンナは出ない方が良かったんじゃ・・・」
コグレとナナヨと入れ替わったルチーアとアンナが身を隠すようにカオリとキースの後ろに隠れる。
カ「大丈夫、ルチーアとアンナが身を引く必要なんてないわよ。」
レ「うん。」
カオリが2人を励まし、同意するようにレヴルも頷いた。
キ「それに昨日、帰る直前に妖精の尻尾の最強チームの皆さんに言われただろ?」
ア『あ、もうこんな時間!』
キ『それじゃあ俺達、そろそろ帰ります。』
レ『明日、最終日で。』
くるりと背を向けて、森の小川を出ようとすると、
ナ『おーい待てよ。』
ナツに呼び止められキース達は振向いた。
ウェ『最終日、銀河の旋律は誰が出場するんですか?』
シャ『コグレとナナヨは、もういないからね。』
ウェンディとシャルルの問いに、キース達は一度顔を見合わせると、
カ『またルチーアとアンナに出てもらおうと思っています。』
ルチ『これでも最初は正式に出場していたからね。』
カオリとルチーアが答えた。
ア『・・・・・』
ユ『アンナ、どうしたの?』
カオリの隣で暗い顔をしているアンナに気づいたユモが、アンナの顔を覗き込んで首を傾げた。
ア『・・私とルチーアが出場して、変に、思われないかな・・って・・・』
戦力で比べると圧倒的にコグレとナナヨの方が強い。だが、そのコグレとナナヨはもういない。最終日に限ってその2人が出場せずに他のメンバーに入れ替えたら不審に思われるとアンナは思ったのだろう。
ルチ『それならいっそ、別のメンバーに入れ替えれば良いだけだよ。』
キ『でも、他のメンバーはまだ魔法を使うのが初心者なんだぞ。』
レ『俺達5人しか、まともに使えない。』
キース達が頭を悩ませる中
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ