第五十四話 Oceanographic Museum
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い!!!」
エックス「分かった…だが、本当にいいのか、マッコイーン…俺は、あなたがこの海を守ることを潔く諦めようと、文句は言わない。侮蔑も侮辱もしない。それもまた、信念だと思って受け入れるつもりだ。それでも、あなたは戦うのか…?」
マッコイーン「何度も言わせないで欲しい…わしは、この海を何としてでも守る。じゃが、心配するな。君がわしを殺しても、わしは君を恨んだりはしない。誰の中にも譲れない“正義”がある。」
マッコイーンは表面上は穏やかなで、その実深い意味を持たせた話をする。
彼の言葉によりエックスの迷いは吹っ切れた。
エックス「分かりました。ならばもう言葉は不要ですね。俺もあなたに最大の敬意を払って、全力で相手をしよう…」
エネルギーをチャージするとマッコイーンに向けて両手を翳す。
エックス「ダブルサイクロン!!」
高い貫通力を誇るチャージダブルサイクロンがマッコイーンを襲う。
マッコイーン「アイスブロック!!」
前方に氷のキューブを繰り出し、チャージダブルサイクロンを防ぐ。
ガリガリと氷を削る音が聞こえたが、マッコイーンは水中での高い機動力を活かして、縦横無尽に動き回る。
エックス「くっ…速い!!」
戦闘用レプリロイドではないと聞いていたが、マッコイーンの水中での戦闘力は特A級のそれに匹敵する。
恐らく、海を守るためにパーツを取り込んで性能の底上げをしたに違いない。
マッコイーンの体当たりを受けたエックスは体勢を崩す。
マッコイーン「ジェルシェイバー!!」
極低温の冷気の刃。
グランドハンターと同性能の技と見て間違いないだろう。
足に炸裂し、エックスの足を凍結する。
エックス「しまった!!」
マッコイーン「テイルクラッシュ!!」
横回転しながら尾による打撃をエックスに見舞うマッコイーンにエックスは勢いよく吹き飛んだが、エックスも負けてはいない。
直ぐさま体勢を整え、加速装置を使い、マッコイーンに突撃した。
エックス「喰らえ!!」
Xブレードを振るう。
斬撃はマッコイーンの頬を掠め、マッコイーンは顔を顰めたが構わず拳を振るう。
咄嗟に後ろに飛ぶことでダメージを軽減させたエックスはノヴァストライクの要領でホバーと加速装置を全開にし、マッコイーンに突撃した。
マッコイーン「っ!!?」
あまりの速度に対応出来なかったマッコイーンは目を見開いた。
エックスはバスターに送信されたグリズリーのデータにより得た特殊武器を繰り出した。
エックス「クレッセントショット!!」
チャージクレッセントショットは自身を衝撃波のバリアで包む技だ。
バリアであるために射程距離は極端に短いが、凄まじい威力を誇り、まともに受けたマッコイー
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