銃弾と砲撃
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ると、構えたエウリアレーの銃口が赤く輝く。
続いて炎の弾丸を撃ち出す長射程魔法ブラストブリットに、魔力を変換した巨大火球を放つフレイムチャージをぶっ放す。
「え…ちょっ……!フレシュー!」
「解ってる!守リ花!」
慌ててボウルをかき混ぜるが、間に合わない。
泣きそうな声で助けを求めると、フレシュは空いている左手で先ほどの桃色の花弁をクラッベに与える。
炎の銃弾さえも軽々と防ぐ花弁にスバルは表情を歪めた。
「花裂く魔の刃!」
「え!?」
その表情に気づいたヒルダが、セルリヒュールを花弁に向ける。
先端からブーメランの様な形の魔力の刃が飛び、クラッベを包む花弁を容赦なく斬り裂いた。
「なっ……だったらもう1度、守リ――――」
「させるか!サンシャインブレイカァー!」
「ぐっ!」
守リ花を発動させようとするフレシュ目掛けて、ヒルダが砲撃を放つ。
展開しかけていた魔法陣を突破し直撃した砲撃は強く発光し、目晦ましとしての効果も発揮する。
思わず左腕で目を覆ったフレシュに向かって、ヒルダが飛ぶ。
「幻影の砲撃!」
「あああああっ!」
「フレシュ!」
ヒルダの力強い一撃が、フレシュを襲う。
悲鳴に気づいたクラッベが振り返ると、飛んでいたフレシュが地に墜落していくのが見えた。
助けるべく駆け出そうとするが、そんなのを許す訳がない。
「オレを放ってどこ行くつもりだ?」
「しまっ……」
「ゼロ距離!バーストブリット!」
精神を集中して撃ち出すバーストブリットがクラッベの右肩を掠めるように傷つける。
血が噴き出し、痛みで泡立て器を手放しそうになるのを必死に堪え、クラッベは数歩下がった。
地に墜落したフレシュもよろよろと立ち上がり、2人を睨みつける。
ヒルダはスバルの横に着地すると、ちらりとスバルに目を向けた。
「何発いける?」
「無限……とは言えねえが、お前が望むならいくらでもぶっ放してやるよ」
「…連射頼む。あとは私が片付ける」
「了解、任せとけ!」
頷き叫ぶと、スバルはエウリアレーを構える。
銃口が輝くと同時に周囲に魔法陣が展開、その数は5。
身構えるクラッベとフレシュにニヤリと笑いかけると、スバルは吼える。
「まずはコレだ!同時装填!マーシーレイン×ブルーリベリオン×サブゼロクラッシュ!」
エウリアレーから放たれるのは、絶対零度の一撃サブゼロクラッシュ。
魔法陣からはマーシーレインとブルーリベリオンが放たれる。
「なんのなんの!透明菓子の盾!」
地面からゼリーが現れ、銃弾を防ぐ。
サブゼロクラッシュを受け止めたゼリーが凍る以外には特に何も起きず、クラッベは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ