作者:犯んたー
人類の歴史は、モンスターたちとの戦いの歴史だったと言ってよい。人が誕生して以来、食うか食われるか、そのギリギリのバランスの上で、人類は発展を遂げた。
いつしか、モンスターを狩り生計を立てるものたちが現れた。それは人類が鉄を手に入れた初期のころで、自然と狩人と農民といったぐあいに、人類は仕事を分けた。その方が効率がよいことを知っていたのだ。
そして、自然な流れで、名前がついた。モンスターを狩る者、モンスターハンターと。彼らは、自らギルドと呼ばれる集まりを作り、そして情報を交換したり時にはまとまって巨大なモンスターに挑んだ。その頃から、ギルドは存在していたのである。
そんな長い歴史を持つハンターズギルドには、一つの揺るがなき方針がある。
何人も、狩人となることを拒まず。
ある日。遠い名も無き村より一人の男がハンターズギルドに訪れる。名をズクといった。紹介状もない、身元保証人もいない。怪しい身分だったが、方針通り、彼は試験を受けられた。
下級ハンター、ズク。十五歳の冬だった。
これは、彼の狩猟の人生を描いた物語。長い長い狩りが始まる。
連載中全 1話
▼ジャンル / キーワード
ファンタジー
モンスターハンター
▼最終掲載日時:
2013/08/27 23:47
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