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ゴジラ Gフォース戦記 〜巨大特殊生物災害〜
作者:東海列島

西暦1954年。

日本は未曾有の巨大生物災害に見回れた。

ゴジラの上陸である。

身長100mに及ぶ怒れる灰色の獣神は、静岡県の遠州灘海岸から上陸し、被害を拡大させながら多数の死傷者を出しながら、浅羽、大須賀、掛川、島田と東京方面へと北上。

最終的には東京に到達し、更なる甚大な被害を拡大させ、再び海へと没した。

その後、そのゴジラは相模湾で発見され、旧防衛隊艦隊と戦闘し、これらを蹴散らしながら駿河湾へ移動。

再び静岡へと姿を見せたゴジラは、ある特殊化学兵器により葬られ、その脅威を海に消した。

だが、以降の日本列島や世界各地において度々巨大特殊生物の災害が発生していく。

そして1984年、再び日本列島にゴジラの脅威が上陸、 更なる脅威が東京を激震させる。

開発されていたスカイバトルタンク・スーパーXを投入し、人類は初めてゴジラに一矢報いる戦果を果たすものの、結果的にスーパーXは撃破されてしまう。

その後は辛うじてゴジラを三原山に誘導し、火口内へ落とすことができた。

その後は「エリアG」とされ、日々の定期監視の視察が行われるようになった。

以降、日本政府は本格的に巨大特殊生物への対抗策として、対特殊生物自衛隊を発足させる。

そして、対G兵器の一環とし、メーサー兵器の研究・開発・配備に取り組んでいった。

その最中の、1999年7月。

別個体のゴジラが静岡県・焼津市に姿を現した。

そのゴジラは三原山に堕ちたゴジラとは全くの別のものであり、全生命を否定するかのごとく焼津の市民と街を蹂躙し、多くの人々の命を奪いつくし ながら東京、千葉までを縦断。

ゴジラの性質によるものか否か、かつてないまでの多大なる犠牲者を出しながら犬吠埼沖に没した。

事態を更に重く見た政府は、より強力なメーサー兵器開発と平行し対G兵器の開発計画を立案・可決。

更に対特殊生物自衛隊内に、より強化されたメーサーやフルメタル弾、特殊炸裂弾等の装備がされた対G兵器を中心とする特殊部隊・Gフォースが静岡県で立ち上げられた。

そして3年の月日をかけて対ゴジラ兵器は配備に至る。

対ゴジラ兵器の名は機龍。

正式名、多目的戦闘システム MFS-3 3式機龍。

駿河湾から引き上げた一頭目のゴジラの骨をメインフレームに開発された生体兵器ロボットである。

しかし、以降の特殊生物災害は目撃情報に止まり、目立った被害は起きてはなかった。

だが2016年某日、再び巨大生物が本土に災害をもたらす。

これは特殊生物が巻き起こす災害との闘いの記録である。





連載中全 1話
▼ジャンル / キーワード
SF, 平成
機龍,艦これ金剛,自衛隊兵器,メーサー兵器,ゴジラ怪獣,一部の平成ガメラ怪獣,その他特撮怪獣
▼最終掲載日時:
2016/08/26 19:06

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