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2014年 10月 13日 (月) 23時 55分
▼タイトル
主人公の理想像
▼本文
主人公の理想像というのは、個人的にはないと思います。
ただ、主人公が作中で指折りの弱さという設定はあったりしますね。弱い故に知略を巡らして辛勝し、時に無策で突貫して惨敗する。そういうキャラを書きたいなぁ、と。そんな感じで結構馬鹿の一つ覚えみたいな感じになってます。最弱系主人公っていうのが自分の中でジャンル化されてて、今はそれを自分の色としてとらえるようにしています。じきにこのジャンルも飽きたりすると思いますからね。昔は最強馬鹿系主人公に傾倒し、今は最弱策士馬鹿系。あっれおかしいな、これ結局馬鹿ばっかだ。
それと、作品で大多数の人間がこんな感じになる作品、みたいなのを定めたりするときがあったり。例えば、地の果てでは、ほとんどが狂人になるように設定しています。『Amantes,amentes.』というラテン語の格言が副題の作品なので。ちなみに日本語訳は、『愛する者に正気なし』。そして主題は『可能性』なので、全員が自分の思うがままに行動するキャラクター性を持たせるように力を尽くしています。
下手にキャラ一つに理想を押し込んでしまうとアンバランスになってしまうので、キャラクター全員に自分の理想を一つずつ混ぜてたり。例えば、『全ての生物を差別なく平等に扱う』という人間がいたら凄まじいだろうなぁ、と思って作ったり。なんか違う気がしますが、そんな感じです。
自分がキャラクターを作っているので、理想が入ってしまうのは致し方なし。しかも人間とは揺れるものだから、揺れなければただの機械でしかない。だからこそ、揺れながら、頽れながらも自身の意思を貫こうと足掻くキャラクターが輝くんじゃないですかね。まぁ当たり前ですが。
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