のつぶやき |
2014年 07月 28日 (月) 23時 25分 ▼タイトル 突発的アイディアH ▼本文 『苗床の化外』 『羽虫』という人種があった。人型の昆虫とも、昆虫に似た人類種とも言われた。 そう言われる所以は、彼らが『完全変態』に似た行動を取るからだ。『階梯変異』と呼称されるそれは、自身を硬質な繊維で覆い肉体を溶融させ再構築することでより肉体を強靭に頑強にし成長することだ。 『羽虫』は階梯変異を起こすまで肉体的成長を見せないため、判別は容易であり、幼年期に駆除してしまえば個体数を減らすことは簡単だ。基本的に無害であるが、暴威を揮った時の被害は計り知れない故に行われる処置である。しかし、一回の階梯変異をした『羽虫』は既に駆除できるレベルを超越している。 岩を割り。 人を砕き。 鉄を破る。 たった一回の階梯変異で、彼らはそこまで変貌を遂げる。彼らは十年ごとに五歳ほど肉体を老化させ、既定の寿命を迎えたと同時に死滅する。階梯変異は合計で四回。それを経て、『羽虫』は異常なほどに成長する。 昆虫とは優秀だ。遙か昔に世界を席巻し、今でも動物種のおよそ七割を占める。生存のための進化と適応を怠らず、常にその場所に同化してきた。短命故に突然変異が多く、その種類を増やし適応してきた昆虫だが、『羽虫』は多種多様な寿命と機能を持つ昆虫とは違い、平均化され、多様化したそれを持つ。 平均化された寿命と多様化した機能。昆虫という総体を体現したような機能統合の象徴。人類が知能を代表し、昆虫が機能を代表するのに対し、『羽虫』は全能を代表する。 人類と昆虫の能力全体を統廃合し、君臨する全能の代表――――『羽虫』。 それは果たして何の発端になるのか。 それははたしてどの戦端になるのか。 それを知る者は、未だどこにもいない。 -補足- これは完全に誰か受け取ってくれ的なイメージで描いたんで意味わかんないです。頭ん中のイメージで突っ走ったんで文章に意味が解らないこと多めすぎますね、ええ。最近頭ん中で必要のない設定がどんどんと生まれているので、本気で誰か引き取ってください。割とマジで。 -余談- まだ階梯変異をしていない『羽虫』は幼年期、一回目の階梯変異では少年期、二回目の階梯変異では若年期、三回目の階梯変異では壮年期、四回目の階梯変異では老年期と呼称します。老年期を経た『羽虫』は暴威を揮うと天災レベルにまで発展します。また、こいつらの寿命は五十年です。 |