のつぶやき |
2014年 05月 08日 (木) 21時 20分 ▼タイトル 突発的アイディアC ▼本文 『AiP―改変型特異的精神構造―』 「殺せばいいじゃないかな?」 「殺せばいいかぁ」 「殺せばいい」 異口同音に彼らはいい、そして死骸を見て嗤った。血に酔う少女と肉体を引き裂くことに快感を覚える少年、骸を食み歓喜する少年は、それはいずれも人格の一側面でしかない。彼らは、活発な少女として、あるいは気さくな少年として、あるいは寡黙な少年として普段、日常を謳歌している。 彼らは、状況に応じ、人格を変貌させている。周囲の色に同化するように、あたかもカメレオンの如く、あるいはSFの光学迷彩の如く、状況に適応し、その空気の『多数派』に回る。彼らが本当に狂人であるかはわからない。あくまでそれは場が求めた形状であるかもしれないし、空気が求めた精神性なのだろう。 ここで一つ言えることがあるとするならば、 彼らは、暗い夜に、狂人と化す。 -但し書き- 時間が無かったので仮置き。明日辺りに加筆修正します。 |