のつぶやき |
2014年 02月 26日 (水) 14時 30分 ▼タイトル ネーミング論:蛇足 ▼本文 馬鹿みたいに長い独り言に定評のある海戦型ですが、自分の独り言を読み返してそれにケチをつけるから余計に性質が悪い。しかも自分の考えを文章にしてどっかに置いておかないと気が済まないのだから困った奴だ。 ということで自分の分析に対する更なる分析をかけてしまいました。数人の作者さんから貰った意見も加味してます。 @何かカッコいいイメージのある漢字(だと思われる)を使った名前:について 転生モノの作品には時折「踏み台転生者」という奴が登場します。 これは性格の悪い転生者と本命転生者を並べて、悪の方をひどく書くことで相対的に本命の言動により強い正当性を持たせる手法です。本命を上に持って行くための文字通り「踏み台」ですね。 特徴は・・・基本的に非常に自分勝手で独善的・あらゆるものを自分に都合の良い風に解釈する・気に入らない奴に理不尽な理由で突っかかる・やたらハーレムを作ろうとする傾向にある・大抵オリ主人公に負ける・何故かFateの王の財宝か無限の剣製をかなりの高確率で所持している 等々 こういうキャラだと意図的に@パターンを適用して「いかにも頭の悪い転生者っぽいなぁ」と読者に思わせるような奇妙な名前をつける事があります。オリ主に限らなければこういう使い方も出来る訳です。 正直あまり褒められた手法ではありませんが。稀にそこから踏み台になった子が成長を遂げる事もありますが、基本的には虐げられて終わりです。キャラクターの扱いに愛を感じません。 A何かやたら難しい読みを用いた名前:について 面白い小説のキャラだって時々日常ではまず見ないような読みをする名前を見ることがあります。でもそれはAとどう違うの?という疑問を抱く人がいるかもしれない。 大丈夫、2つは全然違います。Aはパッと見て読みも分からない、その名前をチョイスした理由も分からない、と作者さんの中だけで名前が完結しています。 でも面白い小説のキャラだと「え!?こんな読み方するんだ!面白い!」と思わせるような”独特の”(ここが”難しい”とは違う)響きがあります。漢字もその人物の事情と照らし合わせると共通項があったり、仇名を用意してさらに印象付けやすくしてあります。 前に感想くれたお方の言葉で言えば「名前に関連性がある」という事に近いと思います。 キラキラネームもどうかと思うけど、あんまりややこし過ぎる名前を付けても子供(キャラ)は困ると思います。 B普通の名前:について これまた前に感想くれたお方の言っていた事に絡むんですが、あまり現実世界の名前に近づけすぎるのも良くないという考え方があります。 「アホの坂田」で有名な坂田利夫さんがPTAにいちゃもんをつけられたという話や、藤子・F・不二雄先生のジャイ子に関する逸話を聞いたことがあると思います。つまり、その作品内で酷い目に遭う、若しくは酷い事をする場合「現実に同じ名前の人が居たら」その人を悲しませるかもしれないという事です。 二次創作なんてそこまで世間様の目に触れる代物ではない(と個人的には思っています)けれど、知識として知っておくことに損はないかと思います。 Cネタネーム:について 前に感想くれたお方に言われるまで完全に失念してましたが「名前弄り」というのがあります。その人の名前をもじって変な言葉や悪口にしたりするアレです。それの所為で作者が意図せずしてつけた名前が急にネタネームに見えてくるという現象が・・・まぁなくはないと思います。 ちなみに今まで人生で出会った最強のネタネームは「ンパカパポコルペヌ」。あれはヤバイ。初見では全然言えない。名前を付けた人(巧舟さんというゲームクリエイターです。自分の知る限り、ネタネーム考えさせたらこの人の右に出る者はいません)曰く「良い名前に対するアンチテーゼ」を考えた結果辿り着いた極地だったようです。深いなぁ・・・。 D実在人物や漫画アニメなどのキャラから名前を借りてる名前。 言い忘れましたけど、これは所謂「憑依モノ」とは別物ですのでそこは間違えないで下さい。憑依モノは原作キャラありきのストーリーですからネーミング論は関係ありません。 実在人物に関しても何となく借りただけで深い意図はない、という事もあります。 Eは特に付け足すところもないけれど、前に感想くれたお方の口から衝撃のFの存在が明らかになりました。 F名前を秘密にする、若しくはつけない。 世界観に大きく左右される部分ではありますが、言われてみれば確かにそう言うのも見たことがあります。名前が特殊な、現実世界と違う意味を持っていたり、意図的に登場キャラに名前が存在しなかったり。あとはずっと偽名とかも含まれるかな?コードネームだけ開かされて本名は不明という奴もゲームで見かけます。 補足はあくまで補足であって、別に新しい総論を考えたりはしてません。でも一度自分の考えを纏めると見直しやすい。他の人の意見があるとより見識も広まります。これからも精進していきたいものです。 |