のつぶやき |
2013年 11月 23日 (土) 14時 44分 ▼タイトル 『蒼き夢の果てに』に登場した魔物その他の解説 ▼本文 どうにも、この第74話以降。ぶっちゃけ、第80話まで続く原作小説の『タバサと翼竜人』と似た形で始まる物語には、判らない単語が頻出しそうなので、ここに少しずつ解説を載せて行こうと思います。 『夜鬼ナイトゴーンド』(第75話夜の森に登場) 這い寄れニャル子さんを知って居る方ならば知って居るでしょうけど、アレの第一話に登場した魔物がナイトゴーンド。 不快に捻くれた二つの角の生えた頭部とびっしりと棘上の突起が生えた尻尾を持ち、背からは蝙蝠を思わせる翼を生やしている。 鯨のような黒い光沢のあるゴム状の皮膚をしており、その体躯は漆黒である。 更に本来貌があるべき場所には意味ありげな空白があるばかりである。 こう言う姿形の、正に悪魔、と言う形容詞がぴったり来る奴。 本来は古き神深淵の大帝ノーデンス。私の物語内で言うと、銀腕のヌアザ(クラウ・ソラスの本来の所有者)の奉仕種族なので、主人公に敵対する事は有り得ないのですが……。 但し、場合によっては這い寄る混沌ニャルラトホテプも従わせる事が出来るらしいので、そっちの説の方を採用して、クトゥルフ神話的な聖域の守護役として登場させた次第です。 『黄衣の王』(第21話ヴァルプルギスの夜、第76話名付けざられしものに登場) うむ。ぶっちゃけ、21・76話以外にも、声だけの出演ならば、度々登場している黄衣の王くん。 第26話で野犬を操ったのが彼なら、その後のティンダロスの猟犬を召喚したのも彼。 当然、ラ・ロシェールの港を壊滅に導いた魔物の暴走も彼の仕業ですから。 尚、本来、『こういのおう』『おういのおう』と読むはずなのですが……。 この『蒼き夢の果てに』内ではどう読むかは秘密です。 それで、この黄衣の王と言うのは、 黄衣の王は、ボロ布のような黄色い衣をまとい、蒼白い仮面を被った人物。 黄色い衣は布ではなく皮膚に類するものである、とも言われ、古風な金の象眼細工が施された黒い縞瑪瑙の留め金「黄の印」を持つ者の下に現れ、その魂を食らう。 「黄の印」を所持する者は自分の意思でそれを捨てることが出来ない。 ……などと言う、小説のネタに使うには微妙なキャラなのですが。 ただ、表題の名付けざられしものハスターの一顕現らしいですので……。 それと、見る者すべてを魅了するダンスを習得しているから、第21話のヴァルプルギスの夜に登場と成ったのですけどね。 但し、黄衣の王に『魔物を操る能力』が有るかどうかは不明。これは、別の神話から引っ張って来た能力。 更に、『次元移動能力』に関しても不明です。 『バルザイの偃月刀』(第76話登場) デモンベインの大十字九郎が操る武器として有名なバルザイの偃月刀。 もっとも、中国の武器の偃月刀とは、少し形状が違うような気がしないでもないのですが。 私の物語に登場したバルザイの偃月刀は、九郎が操るバルザイの偃月刀と同じ形状の片刃の湾曲した刀です。 ただ、本来は、ヨグ・ソトースを召喚する際に使用する法具で有って、アレで斬り合いをする武器と言う訳ではないのですが……。 まして、青銅製のはずですからね、アレは。 それでは、今回はこれまで。 未だ、濡れタオルで左目を冷やしながらですから、ちょいと辛いので。 次回は、ヨグ・ソトースの球体、ビヤーキー、イタカの解説に成りますか。 鞍馬山の伝承やスイス傭兵に関しては……。 どうしましょうかねぇ。 |