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2013年 11月 22日 (金) 00時 00分
▼タイトル
【非公開】つらつら雑記 6
▼本文
  〜雑記5の続きです〜

 今回は第1章“The Third Magic”の1話目“Lucid Dream”から3話目“Come With Us”までです。


 >>>第1章:The Third Magic …意味は『第三の魔法』。そのままですね。この章で語られているものを端的に表している単語です。


 >>>第1章第1話:Lucid Dream …ルシッドドリームとは「明晰夢」。夢を見ている途中で「これは夢だ」と理解してしまう夢のことです。「せかい」とルビを振りましたが、シアに向けたキキョウの台詞にも登場していますね。
 なお、この柊という教師の正体もいずれ明かそうと思っています。


   >作られた空
 雲のない青空を見ればわかると思います。
 言葉上は「青空」と一括りにされていても、決して地上付近の空の色と天頂付近の空の色は同じ「青」ではないんですよ。


   >「666」
 聖書やその関連書物で取り上げられている、「獣の数字」です。個人的に、登場人物的に最もその刻印がつきそうなのが矢薙、橘花、キキョウですが。
 あと、超個人的にHYDEのアルバムも浮かびます。


   >英語(クイーンズイングリッシュ)
 つまるところイギリス英語。日本人は一般的にアメリカ英語を習うので、二階のことをsecond floorと呼ぶのかfirst floorと呼ぶのかの違いに思うのかと勝手に想像しときます。


   >「『光源氏』や『荘子』以外にも、精神医学書にカフカまでお読みになられるようね」
 柊が列挙した「葵上」は『光源氏』の登場人物で、『荘子』は「胡蝶の夢」の由来に登場しています。精神医学の世界ではルシッドドリームも扱いますし、カフカ(フランツ・カフカ)はキキョウが推測する中で登場する『変身』の作者です。
 作者としては、人族ではないキキョウの人間界に関する知識の量に少しは驚いてほしいところです。


   >松尾芭蕉
 日本人なら聞いたことがないと言わせない。知っていて当然のレベル(断言)
 未だ正体を描いていないこの兄妹がそれぞれ取り上げたのは「夏草や 兵どもが 夢の跡」と「旅に病んで 夢は枯野を 駆け巡る」の二句。
 どうでもいい話、私は個人的に五月雨の最上川を謳った句が好きですね。


   >「重荷を背負う旅のごとし、か」
 徳川家康の名言のひとつ。「人生は重荷を背負う旅のごとし、焦るべからず」から。



 >>>第1章第2話:The Blue Rose …青い薔薇とは「叶わない願い」を意味しているのですが、現実世界、青色をした薔薇が実際に生み出せてしまいましたね。某ゲームの名(迷?)台詞みたいに「かがくの ちからって すげー」としか言いようがないです。
 なお、この話中で登場したフッ素やサーモバリック爆薬など『化学』の授業内容についてはほとんどが矢薙と橘花が説明しているので、そこから先は各自でお調べください。



 >>>第1章第3話:Come With Us …「一緒に来い」。ついて行ったら行ったで間違いなく利用されてポイでしたけど、命令されてばかりだった矢薙と命令されることを知らない橘花にその招待方法は逆効果でしたね…。

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