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2013年 08月 20日 (火) 12時 51分
▼タイトル
運命の槍(スピア・オブ・ディスティニー)について
▼本文
 それでは、第69話にて登場した『運命の槍』(スピア・オブ・ディスティニー)についての説明を少し。

 運命の槍。いや、もっと有名な名前が有りましたか。
 イエス・キリストがゴルゴダの丘で人類の原罪を負って磔に成った際に、彼の死を確かめる為に左わき腹に刺された槍。
 『ロンギヌスの槍』と言う名称の方が。

 主人公がこの槍を受け取った経緯を繋げると、魔槍ゲイボルグよりは、聖槍ロンギヌスの方が妥当でしょう。
 何故なら、聖痕を刻まれている最中。更に、左わき腹に傷を負った直後(第36話)でしたから。

 まぁ、第37話で手に入れて、第69話で初めて名前を明かした最大の理由は、魔槍ゲイボルグだと読者のみなさんに勘違いさせる為だったのですが。スカアハを登場させて伝授した槍の技ですし。
 もっとも、深読みをして『神槍グングニル』だと思う読者の方もいらっしゃったとは思いますが。
 実際、主人公の左目の色を変えたのはアース神族で有る事は間違い有りませんから。

 主人公は、外なる神の暗躍に対抗する為にやって来た地球産の神々の代表のような物。
 人間界にあまり大きな介入は出来ない神界や仙界でも、この『偽ハルケギニア世界』の滅亡は、他の世界に多大な影響を及ぼす事と成りますから。
 尚、私の物語の舞台は、あくまでも『偽ハルケギニア世界』です。ゼロ魔原作の『ハルケギニア世界』とは似ているだけで、一切、関係有りません。


 それで、その新世紀エヴァンゲリオンで名前のみ有名と成ったロンギヌスの槍ですが、どのような代物かと言うと……。

 最初は、先にも上げたようにキリストの死を確認する為に左わき腹を貫いた槍、と言うだけだったのですが、その後に色々と尾ヒレ、背ビレ、胸ビレまで着いて行き、最終的には、その槍を持つ者は世界を制する、とまで言われるようになる槍です。

 みなさんの大好きなアーサー王伝説の中にも、聖杯と共に登場しています。
 シャルルマーニュが死亡した原因は、その直前に手にしていたロンギヌスの槍を落としたから。
 劣勢の十字軍が、ロンギヌスの槍を手にした途端、その劣勢を跳ね返して劇的な逆転勝利を収めたとか。

 後、有名なちょび髭の伍長さんもこの槍に魅せられた一人ですか。

 こんな感じですかね。


 それでは、ここまで長い文章を読んでくれたみなさんの為にちょいとしたネタバレを。
 私の物語の舞台を偽ハルケギニア世界と足らしめて居る原因は、私の物語の中に登場する『蒼き偽りの女神』と表現されている『蒼い月』です。
 そして、『蒼い月』とは、異世界の地球の姿を映し出して居る『幻の月』でも有ります。

 つまり、普通のファンタジー世界に、ハルケギニア世界の色を着けて居るのは……。
 異世界の『住人たちの思い』と言う訳。

 おっと、ここから先はネタバレが過ぎるか。
 後、ひとつ。

 あいつは旧支配者最強のモノと同等の力を有する土の精でしたか。
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