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2013年 06月 22日 (土) 13時 04分
▼タイトル
fate色強し? クトゥルフ神話(邪道) のタグを付けるべきか?
▼本文
 隔てられぬ光輝(クラウ・ソラス)の説明を少し。

 クラウ・ソラスとはアイルランドの神々トゥアハ・デ・ダナーンの王ヌァザの持つ輝く剣です。その名は「光の剣、炎の剣」を意味すると伝承では語られています。
 一度鞘から抜かれると、その一撃からは誰も逃れられない不敗の剣だと伝えられています。
 まぁ、アーサー王伝説のエクスカリバーなどと同種の剣だと考えても良いでしょうね。ケルト神話に伝えられて居る基本形。『光り輝く勝利もたらせる剣』の形を持って居ますから。

 それだったら、素直に約束された勝利の剣(エクスカリバー)にしろよ、……と言う声が聞こえて来るような気もしますが。

 問題は、アーサー王と湖の乙女の関係と、銀腕のヌアザとネヴァンとの関係の差に有りまして。
 尚、ネヴァンとは、湖の乙女ヴィヴィアンの前身でも有る、と言われている存在です。

 アーサー王と湖の乙女はどう考えても完全な味方、と言う雰囲気では有りませんが、ヌアザとネヴァンは神話上では夫婦ですから。
 その他にも『呪い』的な意味がちょいと有るのですが、それについては、その内に語る事が有るでしょう。

 そして……。
 今まで度々描写してきた光り輝く剣が『約束された勝利の剣(エクスカリバー)』ではないと言う事は、
 牛角の邪神や、太歳星君の核と成っていた悪しき心臓を屠った槍。影の国の女王スカアハに授けられた槍の技が、『刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)』ではない可能性が浮上して来たと言う事でも有りますね。
 ……と言うか、あれは『ゲイ・ボルグ』じゃないです。確実にそうだ、と言い切れる訳じゃないけど、『ゲイ・ボルグ』では神を屠る事は出来ません。あの槍はもっと剣呑な槍です。

 水の邪神の眷属神について。
 あれは、明らかに『ダゴン』です。
 ダゴンは、古代パレスチナにおいてペリシテ人が信奉していた神。名前の由来はヘブライ語のダーグ(魚)とアオン(偶像)ともダーガーン(穀物)ともいわれて居ます。父親はエル。伝承によってはバアルの父とされる。魚の頭をもつ海神と考えられて来ましたが、最近の研究では農耕神であった可能性も強いと言う事です。
 もっとも、重要なのはコッチじゃなくて、クトゥルフ神話に取り入れられた後のダゴンの方ですが。
 それで、旧支配者クトゥルフに仕える従者(小神、従属神)として位置づけられ、クトゥルフ神話での知名度がもっとも高い邪神の1つに数えられ、しばしば妻とされるハイドラと共に登場する存在です。

 ただ、今回はハイドラ(ヒュドラ)の登場はなしで。水の邪神共工と戦った時に、ヒュドラーもどきの相柳を登場させましたから。

 それで、本文中のモノローグ。

 異界の瑠璃の城に封じたヤツの主のように……。
 魔界の湖深くに鎮めたヤツの息子のように……。


 この部分は、瑠璃の城に眠るのは、当然、水の邪神クトゥルフです。
 魔界の湖深くに鎮められたのは、ソロモン七十二の魔将の筆頭。魔王バールです。

 尚、この魔界の湖深くに鎮めると言う内容に多少、関係している内容が『ヴァレンタインから一週間』第25話で語られる事と成ります。

 う〜む。矢張り、タグに『fate色有り』と、『クトゥルフ神話(邪道)』は付け足すべきかも知れませんね。
 『英雄王フラグ』に直接繋がる判り易い伏線が直ぐに発生しますから。
▼返信[返信する]

2013年 06月 22日 (土) 14時 37分
黒猫大ちゃん
▼タイトル
fate色強し? クトゥルフ神話(邪道) のタグを付けるべきか?
▼本文(冒頭20文字)
 特に、そっち方向から創作に入って来まし...

2013年 06月 22日 (土) 14時 11分
神話巡り
▼タイトル
fate色強し? クトゥルフ神話(邪道) のタグを付けるべきか?
▼本文(冒頭20文字)
はじめまして、神話巡りです。僕も神話物は...

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