のつぶやき |
2018年 09月 10日 (月) 18時 03分 ▼タイトル 2162−4 ▼本文 ルナ・ジオンの幹部という扱いになっているラルは、当然のように幾つもの仕事を抱えている。 ……それでもあくまで自分は軍人であるという風に考えているからか、政治家達よりはよほどマシなのだが。 ちなみに、この政治家達……アンリの連れてきた連中もそれなりの数がいるのだが、秘書兼護衛としてついている量産型Wやコバッタ辺りが何か不審な行動を取れば、すぐに反応するので、不正の類は全く出来ない。 そんな状況だったので、ルナ・ジオンに来たのを後悔しているのかと思いきや……意外にも、結構魔族しているらしい。 やっぱりコロニーの中とは違って北海道以上の大きさを持つというのが大きいし、食料の類もコロニーで食べる物よりも基本的には美味く、健康を害さない限り幾らでも食べられるというのが大きいらしい。 もっとも、それは働いているからそこまで優遇されてるのであって、マハルからやって来た奴の中には、どうしても勤労意欲がないような奴もいる。 そういう奴に配給されるのは、マブラヴ世界の合成食。それもシャドウミラーやマクロス世界といった協力で美味くなった代物ではなく、在庫が大量に存在する、とてつもなく不味い代物だ。 それを食うくらいならと、勤労意欲のない連中も大部分が働き始めた。 中にはマハルに住んでいた時の感覚で他人から奪おうとした奴もいたのだが……量産型Wやバッタ、コバッタがいる状況でそんな真似をすれば、即座に取り押さえられる事になるのは確実だった。 そういう連中は、今頃不味い合成食を手に農業に励んでいるだろう。 農業で美味い野菜を作らなければ、マブラヴ世界の合成食しかないんだから、農家を得るという意味で、大きい。 ……問題なのは、合成食でも問題なく食べられるという奴だ。 あの不味い合成食を、よくまぁ……と思わないでもないのだが。 ただ、配給はいずれ終わるので、そうなれば合成食で満足している連中も働くことになる……と、そう思いたい。 そう言えば、近々地球やコロニーに対して、ルナ・ジオンへの移住希望者を募集するとか何とか言ってたな。 これでルナ・ジオンの国民が増えればいいんだけど。 |