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2018年 07月 12日 (木) 16時 10分
▼タイトル
戦闘空間の話
▼本文
例によって、まったくもってどうでもいい雑談つぶやきです。

私がこのサイトで最初に書いた二次創作はリリカルなのはだったのですが、なのはにおける戦闘空間というのは「結界」という便利装置があるゆえに全空間を戦闘領域とすることが可能でした。また初代ではジュエルシードが町中に散らばっている、Asではそもそも別の星とか行っちゃう、とどこでも戦闘が出来る土壌が整えられていました。

同時期に書いたIS二次もそうです。ISというどこでもバトル装置があって、IS学園と言う中心フィールドを主軸に置いたり空中というフィールドを使う事が出来て、しかも戦闘行為が競技としても存在する。また、戦闘空間と生活空間が近いので戦いへの導入がやりやすいという点でISの二次創作はとても作りやすかったです。

その後によくやったダンまちもやはりそうで、ダンジョンというよりオラリオという巨大都市が事実上の戦闘空間。こちらはデパートみたいにオラリオという所にいればそこが勝手に欲しいものを内包していってくれるので、物語の全てをオラリオ内で完結させることが可能です。ファンタジー世界なので戦闘行為への導入も簡潔な理由で済みます。

そう、バトルをする物語において戦闘空間というのは非常に大事な装置なんです。
こと、「生活と戦闘を両立させられる特異なフィールド」というのは好きな話を作るベースとして有無の違いが非常に大きい。

学校モノであれば学校そのものが戦闘と生活を両立する空間として指定しやすいです。たとえ学校の外に行くことがあるとしても、あくまで戻る場所・生活の中心として学校がある限りは、それに付随してストーリを作ればいいだけです。つまり明確な「拠点」を用意すれば、その拠点を起点として話を色んな方向に進めていきやすいです。

ゼロ魔ならトリステイン魔法学院、学校という区切りを抜けばこのすばならアクセルの町、進撃の巨人なら壁の中、FGOもレイシフトの出来るカルデアという軸が存在するからどこにでも行けます。ストーリーが進むにつれていずれ拠点を不要とすることもありますが、そこに至るまで拠点というのは存分に働いてくれます。

また、街そのものを「何でもできる土壌」として作ってしまうというのも舞台として使いやすい。とある魔術の「学園都市」なんかは典型です。ソードアート・オンラインのアインクラッドにも同じことが言えます。一つの機軸を添えてしまえば、後はそれにつけ足していくだけで仮想世界を広げていける。オラリオも多分これに近いです。あとは血界戦線のヘルサレムズロット、ブラックラグーンのロアナプラ、東方での幻想郷なんかもそれ系かなぁと思います。

冒険の物語ならばそういった拠点を持たず次々に舞台を変えていくこともできますが、これは正直素人には難しいものがあります。


戦いが頻繁にできる設定。
戦いをしやすい舞台設定、背景。
戦い以外のコンテンツを回収するのに不便のない便利な環境。

やっぱ舞台って大事だね。
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