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2016年 10月 28日 (金) 19時 16分
▼タイトル
更新再開します
▼本文
みなさんお久しぶりです。『もう一人の主人公の物語』作者のマルバです。
更新が途絶えてもうすぐ1年が経とうとしていますが、だいぶ久しぶりに小説の先を書き進めたので、書けた分だけ更新しようと思います。ひとまず67話までは公開できそうですが、68話以降は今までの物語とは全く違うテーマになってしまったので、このまま公開できるかどうか分かりません。

思い返して見れば、この作品のテーマはどんどん変化していますね。二次創作の中ではかなり異色の存在になってきたなと思います。
最初は「自分がこのゲームに入ったらどのように動くだろうか」と思って書き始めました。「月夜の黒猫団が生き残るためにはなにが必要だろうか」と夢想したのが、『ありふれた冒険譚』の後半になります。
『二人は出会い、そして』は、完全にシリカのための章です。原作でシリカの出番が少なすぎて、彼女が活躍するシーンを見たかったので書きました。あとはしばらく惰性で書き進みました。仲間ができて、殺人ギルドに出会って、原作ではいまいち何がしたいのかよくわからなかったコーバッツを少し詳しく描写して。
ここで初めて、「コンピュータと人間が合体したらどうなるだろう」という発想を得て、ミドリが誕生しました。MHCPというAIが存在する世界だったので、とても描写しやすかったです。彼が何を考え、どういうことで悩み、そして何を生きる意味とするのかを考えることができたので、私は非常に満足でした。

SAO編終了後は新しく降って湧いたテーマ「コミュニケーションが不自由になったらどうなるのか」を書こうと思って書き始めましたが、どうも迷走しています。大幅な書き直しが必要かもしれません。
ALO事件も描写しようと思っていたのですが、そもそもインフィニティ・モーメントの世界観ですでに須郷の計画はおじゃんになっているので、ALO事件そのものが始まっていませんでした。ならばロスト・ソングの世界観で書けば良いだけの話なのですが、対応するゲーム機を持っていないためそもそもプレイできません。新キャラクター「セブン」も気になっているんですけどね……。イズビニーチェ(ごめんなさい)。

というわけで、ALO編をサブで描きつつ、アンダーグラウンド編へと進めてしまおうとかと思っています。アンダーグラウンド編の主人公や構想はすでにできているので、あとはそれをサブストーリーのALO編とどのように絡めていくかが問題になります。
そういえばGGO編はシリカに進めさせるかキリトが進めるか、まだ決めていません。アンダーグラウンド編にキリトくんが来てくれないと困るため、GGO編はキリトくんおよびシノンさんに一任して描写しないというのも手です。このあたりはまだまだ構想段階です。

そういえば、ずっと前にふと思いついた展開で、「作者である私が物語に介入し、変えられないはずの結末を主人公らと共に覆す」というものがあるのですが、いつか書いてみたいなと思いつつもなかなか難しくてできないでいます。さすがに読者も戸惑うだろうし、受け入れられない人も多そうだというのも実現できないでいる理由のひとつです。


大学生活が多忙なせいもあり、だいぶ書くのが遅くなっていますが、これからも読んでいただければ光栄です。
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