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2016年 10月 03日 (月) 16時 06分
▼タイトル
3話「犬、狐娘を助けるA」 ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!
▼本文


『実にけしからん』
『オラ達もモフモフしたいお』

狐娘「あ、そうだ!大切な事を伝えなきゃ!
大変なんだよ!
ワァン様のお父様とお母様が!
旅先で山賊に襲われて死んだって!
ワァン様の叔父を名乗る人間が言ってたの!」


『ただのお家騒動だぁー!?』
『うむ……この地域は確か……長子相続制だったな。
この機会に、領地丸ごと奪う気満々だぞ……その叔父』



犬さん(そうか、僕の両親は死んだのか。
でも、記憶にないし、全く悲しめないな。
え?叔父が人間?
僕の両親だから、獣人じゃないのか?)

『母親が銀髪犬耳美少女で』
『父親が帝国の子爵階級ですぞ』

なるほど、身分差と種族の壁を超えた恋愛って事か。
死んだお父さんって奴、とっても凄い奴だったんだなぁ……。

『メイド服を着た10歳の犬耳美少女を見てムラムラ』
『押し倒した結果、産まれたのが犬さん』

……前言撤回。
僕のお母さんが享年13歳な時点で、可哀想にも程がある。
三歳児な僕を放置している時点で、きっと心もボロボロで余裕がなかったのだろう。
とりあえず、叔父って奴を排除しないといけないな。
人間は財産が絡むと、血を分けた一族同士で殺し合いになる事が多々ある生き物だ。
ん?なんか違和感を感じるな。
あ、もしかして――


ーーーー
一部せりフを回想

山賊「だ、誰だ!?アッー!」
山賊「あ、あの姿はっ……!アッー!」
ーーーー

待てよ。可笑しい。
こんな場所に山賊の類がいる訳がない。
それに、あいつらは口封じとか言っていた上に、僕の事を知っていた。
奴らは僕を殺すために、モーニャンの大きな尻尾を見ながら、後ろから追跡していたのではないだろうか?
うっかり狐娘の愛らしさに負けて、下半身の性欲が抑えきれなくて、途中で彼女を襲ってしまったから、あんな結末になっただけ?
本当は僕の所までモーニャンに案内させた後に、不意打ちをかけて殺すつもりだったのでは?
つまり、この状況で、僕を殺害して最大の利益を得るのは――

犬さん「……そうか!謎は全部解けた!」

狐娘「え?どうしたの?」

犬さん「こんなところに山賊がいる訳がない!
つまり、あいつらは叔父が差し向けた刺客だったんだよ!
この領地を手に入れるために、正式な後継である僕が邪魔になったんだ!」

狐娘「え?
そ、そうだったの!?
ワァン様の推理力すごいよー!」

『こらこらwwww僅かな情報で断定するのは良くないwwww』
『だが……有り得る話だな……』
『合理的に現状を説明できますお』

犬さん「このまま家に帰ったら、きっと殺される!
モーニャンも酷い目にあう!
さっきの山賊どもは、叔父の手先に違いない!」

狐娘「そんなー!?
安定した生活を送れると思ったのに散々だよぉー!」

犬さん「大丈夫だ!僕に考えがある!
とりあえず、ナイフ格闘術だけだと不安だから……投石術取得して練習してくる!
モーニャンはたくさん石を集めてくれ!
邪神どもは索敵な!」

狐娘「え?邪神?
ワァン様は何を言っているの?」

犬さん「生き残るために必要なんだ!
頑張れ!モーニャン!
僕の言うとおりに行動すれば生き残れるから!」

狐娘「う、うん!
わかんないけど、素手で大木を壊せるワァン様の言う事なら間違いないよね!
私、頑張るよ!」

『なんという急展開』
『これは厳しい戦になりそうだお……』
『スキルがレベルアップする前に、戦いになったら犬さんが死んじゃう……』





【モフモフ術を獲得しました】

モーニャンのハートを鷲掴みにしたいから、取得しよう。

『こら待て!』
『戦闘にも生産にも使えない無駄スキルですぞ!?』
『15スキルしか極める事ができないのに、何をやってるのだ!?
モフモフ神を復活させてからやれ!』


「とりあえず、モーニャン服を着ようか?」

ーーーーーーーーーー
モフモフ術。

どんな尻尾もモッフモッフにしてやんよ。
どんなワンチャンも、ネコちゃんも、モッフモッフ。

今まで取得した技能スキルまとめ + ゴミスキル
http://suliruku.futene.net/Z_saku_Syousetu/Tyouhen/Game_fuu_sukiru/Ginou.html
ーーーーーーーーーー

山賊「俺の正体は!
実は傭兵だったんだ!」

主人公「どっちも似たような事をやっている職業な件」
▼返信[返信する]

2016年 10月 03日 (月) 16時 08分
パルメ(´・ω・`)
▼タイトル
3話「犬、狐娘を助けるA」 ゲーム風スキルは異世界最強なんだよ!
▼本文(冒頭20文字)
2人で、50人の兵力相手に包囲殲滅陣やり...

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