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2016年 10月 02日 (日) 00時 40分
▼タイトル
スパロボOGの世界のボスの鬼畜度を考えてみる
▼本文
現在モチベーションが0%なので本当にしょうもないことしか出来ません。
シリーズ全部はやりきってないのでOGだけ。鋼龍戦隊が死んでないのが不思議な戦歴をご覧ください。
(※今回はアニメや漫画の設定重視でゲームシステムはあんまり考慮しない)

・最初の試練、ヴァルシオン
公式チートの何でも出来るマンことシュウさえ尊敬するスパロボシリーズの天才科学者にして超親馬鹿ことビアン・ゾルダークが駆る「究極ロボ」。スパロボ知らない人なら「究極とか自分で名乗っちゃうのか(笑)」とか「ぼくのかんがえたさいきょうロボ(笑)」と思うかもしれませんが、このオッサンが名乗ると洒落にならないのです。

まずこのヴァルシオンという機体の出来た経緯や来歴をば。
このヴァルシオンは元々、外宇宙からの侵略者が近い未来に現れることを予見していたビアン博士が「地球圏を護る剣」として、また侵略者対策が遅遅として進まない連邦軍に取って代わる新勢力「ディバイン・クルセイダーズ(DC)」の看板として開発したものです。開発者はビアン博士。そしてDCの総帥もビアン博士。操縦者はもちろんビアン博士。なにそれこわい。

しかし怖いのは博士だけでなくロボットもです。外見からして滅茶苦茶威圧的なのですが(というか異星人を威圧するためにそういう外見にしているらしい)、地球圏ではビアン博士とシュウしか作れないであろう超高度な重力制御装置搭載しています。もうこの時点でヤバイ。
地球連邦軍が所持する重力系技術は、この時期には実質的にゼロに近いです。重力関連の技術は軍需企業マオ・インダストリーが独占状態だし、その技術も以前暴走事故で基地が一つ吹き飛んだせいで開発が遅れています。(確かヴァルシオンとの戦いの時点では重力兵器と呼べる代物を搭載したロボットは宇宙でやっとこさロールアウトされたヒュッケバインmk-Uと封印同然の初代ヒュッケバインだけだった筈)
しかもその重力技術は異星人由来の技術(EOT)であり、そもそもそのEOT技術を地球人でも理解できるよう解析した技術を連邦軍に渡していたのがビアン博士。なにそれこわい。
重力技術の先駆けだったブラックホールエンジンを暴走させたせいで技術の全面改修を迫られているマオ社を尻目に、ビアン博士はその天才的頭脳を以ってして重力技術をあっさり安定化させて機動兵器に組み込んでしまったのです。いかんこの人チートすぎる。

更に鬼畜防壁「歪曲フィールド」も搭載。これは文字通り周囲の空間を歪曲させることで物理干渉から機体を守るバリアです。射撃攻撃だと弾道が歪んだ空間に沿って反れるので、正攻法では弾とバリアが接触することすらありません。これまた技術的に扱えるのはビアン博士とシュウのみ。このバリア、滅茶苦茶硬いです。漫画版なんかを見ると特機(スーパーロボット)級の攻撃力で袋叩きにしてやっと局所結晶化を引き起こして割ることが出来たので、まっとうな攻め方では突破不可能レベルでしょう。どうしろと?

さて、それを踏まえた上での戦闘能力はというと、当然というか鬼畜生です。
まずこのヴァルシオン、サイズが57メートルと相当デカイにも関わらず重量が滅茶苦茶軽いです。連邦が所持する当時の標準人型兵器の量産型ゲシュペンストmk-Uが20メートル級で約72トンあるのに対し、ヴァルシオンの重量は55トン。サイズが2倍以上あるのに重量が20トン近く軽いです。そして軽いという事は、それだけ俊敏な機動を取ることが出来ます。つまりデカイ=鈍重という欠点を克服してます。
しかし軽いからパワーがないということは全くなく、機体の出力はむしろ並の特機クラスを凌ぎ、接近装備の片刃剣「ディバインアーム」で近づく敵をぶった切ります。そのパワーは言うに及ばずサイズ通りの強烈なもの。相手は死ぬ。

そして接近戦が駄目なら長距離戦で倒そうというのが素人の発想。しかしビアン博士は天才なので抜かりはありません。ヴァルシオンの左腕の甲には「クロスマッシャー」という射撃武器が搭載されているのです。このクロスマッシャー、詳細な設定は不明ですが相当ヤバイ兵器です。まず明らかに見た目ビームっぽいのにビームではないので、アンチビーム性質の防御を何事もなく貫通します。次に、発射機構の小ささに反比例して出力が戦艦の主砲並かそれ以上で、しかも射程距離も滅茶苦茶長いです。さらに言うと弾道が直線ではありません。恐らく意図的にある程度弾道を変えることが出来ます。つまり、ビーム兵器の上位互換状態です。博士、アンタ何を作ったんだ。
ちなみに左手にクロスマッシャーが搭載されている理由は右手でディバインアームを振ることが前提だからだと思われます。つまり左手さえ潰せばクロスマッシャー攻略だ!……と思ったあなたは凡人で、ビアン博士は天才です。なんとこのクロスマッシャー、背中のユニットからも発射可能なのです。馬鹿めこちらが本体だ!相手は死ぬ。

そして長距離も近距離も駄目だからどうしようと困っていると、ならば死ぬがよいと言わんばかりに最強の重力兵器「メガグラビトンウェーブ」を撃ってきます。この兵器、指向性の重力波を周辺に放つ技なのですが、その応用性が恐ろしい。そのまま局所的重力偏差場を使えば大抵の兵器は圧に耐え切れずに圧潰します。更に自機を重力偏差場の中心にすると周辺の機体を強制的に自分に近づけさせることもできます。近づけさせてどうするのかって?胸部当たりから猛烈なエネルギー波をぶっぱなして消し炭にするんです。相手は死ぬ。

ちなみにメガグラビトンウェーブ使用中はわずかに歪曲フィールドの防御が緩むという弱点がありますが、この弱点を突くために重力偏差場を強引に突っ切らなければならないので、突っ切れるだけの性能の機体とそれを操る腕利きパイロットが複数必要になります。
更に言うとヴァルシオンは素の装甲による防御力も当然高いので、半端な威力ではバリアを突破できても止めを刺せません。刺せなかったらどうなるかって?斬られるか撃たれるか消し炭にされるか押し潰されるかの4択です。相手は死ぬ。

なお、どの武器も極めて燃費が良いので持久戦でエネルギー切れを待とうなどと考えていると逆にこっちがじわじわなぶり殺しにされます。攻防共に隙がなく、数の有利を覆す広域破壊兵器を搭載したまさに決戦兵器。究極ロボを名乗っても納得の性能です。

………ところで、EOTとは現代の地球人では自力での開発が不可能な代物という定義があります。そしてビアン博士はこのEOTを解析して自分のものにしちゃってます。つまりヴァルシオンは異星人の技術を完全にモノにしているので、搭載されているシステムはEOTに含まれません。EOTに含まれないってことは、「地球人が自力で量産可能」ということ。要するにこのヴァルシオン、この時点で決戦兵器でありながら量産する予定があります。
考えてみればヴァルシオンに搭載された兵器はサイズの割にたったの3つで、まだまだ拡張性があります。実際この後複数のヴァルシオン派生機が開発されていろんなところで大暴れしました。立つ鳥跡を濁しまくってる件について。……博士は連邦軍に勝ったらこれを量産して地球全土に配備する予定だったそうですが、その方が地球強くなったんとちゃいますかね。

EOT未搭載の純地球製ロボの中では現代に至るまで間違いなく5指に入る傑作機を無印の前半の山場で倒さなければならないとか冷静に考えると頭おかしいですね、スパロボ。ビアン博士があえてDCの総力を上げずに「どちらが地球圏を守る剣に相応しいか勝負!」と鋼龍戦隊側にも勝ち目のある布陣を敷いてくれなかったら終わってましたね。

今回はこれまで。次回に続かない。
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