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2016年 06月 12日 (日) 14時 20分
▼タイトル
汎用と凡庸、延々と永遠の違い
▼本文
最近になってよく創作で誤用を見かけるようになりましたので、読者に混乱や誤解をきたさないために書かせていただきます。今まで多く見受けられた汎用と凡庸、延々と永遠という書き間違いに焦点を当てました。

まずは、それぞれの意味を辞書で引いてみます

汎用:一つのものを広くいろいろな方面に用いること
凡庸:すぐれた点がなく、平凡なこと

延々:長く続くさま
永遠:無限に遠い未来まで時間的持続の際限のないこと

後者は一文字で意味が変わってしまうので、特に要注意。
それでは次に、もし汎用と書くところを凡庸と書き、延々と書くところを永遠と書いてしまった場合に読者がどのような解釈をしうるかを書きたいと思います。

「彼の持つ銃器は、それこそ世界で類を見ないほどの凡庸性を持っていた」
 →本当は世界随一の使いやすさとか取り回しの良さとか色々とまとめた言葉にしたいのに、世界随一のガラクタと解釈してしまう人もいるかもしれません。完全に真逆ですね。凡庸の意味合いをしっかり知っている人からしても、前の『世界で類を見ないほどの』と凡庸の意味合いは食い違いますし、混乱するでしょう。

「講義は永遠と続く。あくびが出そうなのをこらえながら、彼は窓に視線を移して突き抜けるような青を見た」
 →長く続いてて退屈だと表現したいのに、それが終わりが見えないほどに続く地獄の講義に早変わりです。不死身の先生は、おそらく生徒が死んでも講義を続けるでしょうね。それとも生徒も不死身で、それこそその不死性をもってしても教えきれない講義があるのでしょうか。哲学とかそんなところ?

当然のことながら、これだけの食い違いを見れば読者は疑問に思って意味合いを調べる人もいるでしょう。しかし、自分が実際にあった読者の中の多くが「わからなかったけど辞書は引いてない」という方でした。それらを含めると、多少なりとも誤解や混乱をきたしたまま読了し、モヤモヤを残した読者もいるのかと思います。
いくら自己満足で書いているとしても、そのあたりは最低限考えたほうがいいと思います。
まぁ、これ自分もそれをやってたらブーメランなんですけどねー。カンガルーの死体なんですけどねー(真顔

それと、この二つはあくまでピックアップしたに過ぎず、探せば色々と誤用が存在します。また、現在は誤用のほうが浸透してしまっている言葉もあります。ですので、今の考えからして誤用にあたるものだけを校正していけばいいと思います。
▼返信[返信する]

2016年 06月 14日 (火) 00時 06分
N.C
▼タイトル
汎用と凡庸、延々と永遠の違い
▼本文(冒頭20文字)
自分も疑問に思ったことをすぐに調べるよう...

2016年 06月 12日 (日) 21時 52分
海戦型
▼タイトル
汎用と凡庸、延々と永遠の違い
▼本文(冒頭20文字)
汎用人型決戦兵器と凡庸人型決戦兵器じゃま...

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