のつぶやき |
2013年 04月 06日 (土) 21時 33分 ▼タイトル 本当はねぇ。 ▼本文 かなり前の話をします。 私は知り合いの子供にこう言った事が有ります。 「マンガを読むのは悪い事じゃない。但し、コマとコマの間を想像したのなら」 絵だけ、会話だけを追いかけていたら、意味はない。 物語を読む事も同じ。 字面だけを追いかけて、目先のギャグの面白さのみを追求するのなら、テレビの画面をぼうっと見ているのと同じ。 行と行の間。登場人物の心の動きの想像。作者が書きたかったモノ、表現したかったモノを想像する事。その力を付ける事が本を読む楽しみだと私は思います。 尚、この論法だと、最低の物語は存在しない事ともなるのです。 何故ならば、どんな物語にも、必ず見るべき点は存在します。 どんなに論法がムチャだろうと、展開が悪かろうと、そこの足りない部分を読者が想像で補ってやる事によって、物語は完成しますからね。 故に、私は、他の方の書いた文章に数字を付けて評価するようなマネはしたくないのですが。 文章を書く上で守るべき約束事が出来ていない方の文章なら、その部分を指摘する事は有りますが、それ以外の内容についてまでは……。 そんなに偉い人間や、自分の評価に自信を持っている訳でも有りませんからね。 |