のつぶやき |
2015年 05月 27日 (水) 23時 43分 ▼タイトル SAOでふと思ったこと ▼本文 その一。 『ゲームにおいてあらゆる蘇生手段は機能しない。ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君らのアバターは永久に消去され、同時に――諸君らの脳は、ナーヴギアによって破壊される』 「いやゲームオーバー以前に無理だろ」 キリトは即座に否定した。 「そりゃたしかにナーヴギアのバッテリーはゲーム機のそれとは思えないほどの大容量だし、信号素子を脳から拾ってるのはギアのマイクロ波だ。だから理論上は電子レンジの原理で脳を破壊することができる……けど」 一旦間をおいて、キリトはクソ真面目な顔でこう続けた。 「例えばだけど、電子レンジのマイクロ波は血管内の血液を沸騰させることは出来る。でも例え1000キロワットくらいまで出力を上げたとしても、その中に一瞬手を突っ込んだだけなら怪我したりしない。沸騰させるまでに時間がかかる。つまり、外部でナーヴギアを引っこ抜けば高出力マイクロ波で脳を破壊する暇なんかないぞ?」 『…………大出力マイクロ波ならば』 「人間の血液を0,1秒にも満たない時間の内に沸騰させるのはいくらナーヴギアでも無理だ。というか、そこまでの大出力となると本格的に軍事兵器の類になるぞ?」 『……………』 「……………」 『……………諸君に最後のプレゼントだ。アイテムストレージを確認したまえ』 「まさかのスルー!?」 須郷が真実に気付くまであと2時間半。 その二。 「お兄ちゃん、あのね……すごく、すごく言いにくいんだけどね……?」 「……?」 「その……ナーヴギアって、SAOが続いていた間はずっと取り外せなかったの」 「それは……まぁそうだろうけど」 SAOから帰還して以来、スグの様子がいつにもましておかしい事にキリトは疑問を抱いていた。 ……それにしても、2年ぶりに現実世界に戻ったせいか、妙に涼しい気がする。 「で、でね?ナーヴギア被ったままずうっと放っておくと、頭がムレたり老廃物が溜まったりして、皮脂の所で細菌が繁殖しちゃうの」 「……確かにそうだな」 髪を洗わないと人の頭は途轍もない異臭を放つものだ。長時間放置したらそうもなる。 ……そういえば、そんな不衛生な状態が続いたら……? 「身体は細心の注意を払えば拭いたりも出来るけど、髪の毛だけはどうしようもないからって……お医者さんが……お医者さんが……!!」 なんだろう。 なにか。 とてつもなく。 嫌な予感が、する。 「頭皮の皮膚病を防ぐためだからって、お薬でお兄ちゃんの髪の毛を、全部抜いちゃったの……!!」 その言葉を聞いて暫く、キリトは状況が呑み込めなかった。 困ったように頭を触り、そこで漸く妙に涼しく感じていた理由を知り、絶句した。 髪の毛が――ない。 その日、SAOプレイヤーたち(特に女性プレーヤー)の魂の慟哭が全国の病院に響き渡った。 その三。 「アスナァァーーー!!」 「キリト君!!」 キリトは須郷の凶刃を退け、とうとう最愛のプレイヤーとの再会を果たした。 「……って、キリト君、だよね?」 「あ、当たり前だろ!正真正銘俺だよ!」 だがアスナが一瞬疑ってしまうのも無理はない。何故ならば―― 「き、キリト君。今身長何センチ?」 「え?ええっと……なんか寝てる間に妙に伸びちゃってさ。多分190pくらい?」 (で、でかぁぁぁーーーッ!?) ちょっと前まで身長同じくらいだったのに……全然印象変わっちゃったなぁと複雑な気分になるアスナだった。 以上、こっそり溜めていたアイデアでした。ちなみにその二は救済ルートをピクシブに投稿してたりしますので、気になる人はピクシブにて「SAO ハゲ」で検索してみてください。 |
2015年 05月 28日 (木) 22時 58分 海戦型 ▼タイトル SAOでふと思ったこと ▼本文(冒頭20文字) 世界の茅場さんが超次元的センサーを用いて... |
|
2015年 05月 28日 (木) 16時 44分 八代明日華/Aska ▼タイトル SAOでふと思ったこと ▼本文(冒頭20文字) あごの部分にロックかかるらしいですけど... |
|
2015年 05月 28日 (木) 08時 47分 海戦型 ▼タイトル SAOでふと思ったこと ▼本文(冒頭20文字) 内部でゲームオーバーになったら確かに殺せ... |
|
2015年 05月 28日 (木) 06時 46分 八代明日華/Aska ▼タイトル SAOでふと思ったこと ▼本文(冒頭20文字) 十秒使うんじゃなかったでしたっけ? ... |
|