のつぶやき |
2015年 05月 18日 (月) 23時 32分 ▼タイトル ダンまち二次創作 ネタバレ《3》 ▼本文 ─五巻─ 毎日の日課のようにギルド本部に赴いたレイナが目にしたのは『【ヘスティア・ファミリア】の救済』を旨とした冒険者依頼クエストだった。レイナは公式には正規冒険者ではないため受注することは出来なかったが、独断で助けに行くことは出来る。そう判断したレイナはすぐさまダンジョンに潜り、時間は掛かったものの無事にベルたちと合流した。遅れて合流したヘスティア一行だったが、ベルを妬んだ冒険者たちによりベルが拉致されてしまい、それに怒ったヘスティアが正史よりも激しい神威を発揮してしまい、堕落した神のなりの果てであるダンジョンがヘスティアとタケミカズチを抹殺するべく、正史より一回り強化された迷宮の弧王モンスターレックスを産み落とした。 異常な強化を施された階層主を前になす統べなく蹂躙される他なかった冒険者たちは、決死の思いでベルの【英雄願望】に望みを掛けて1分間時間を作り出し、ベルは英雄ダヴィデの一撃を顕現させた。が、階層主は傷ついたものの崩れることは無く、瞬く間に回復してしまい元通りになってしまう。あまりに絶望的状況を前にレイナは「もう二度と同じ過ちは繰り返さない」と宣言し、【アルテマ】を発動した。すべてを吸収する真っ白な輝きを放つ半径1mの球が階層主の頭付近に近づくと同時にレイナが魔力を解放、光球が内包していた凶悪極まりない引力を放ち全長10mに及ぶ階層主を持ち上げてしまい、そのまま光球に吸収する勢いで瞬く間に圧縮していき、五秒後に『触れた事象全てを破壊する』という概念を帯びた白光が階層主を片鱗も残さず破壊しつくした。発動する際にレイナは宿の一室に隠れていたため精神力枯渇状態マインド・ゼロに陥っても周りにばれることは避けられたが、唯一ベルだけはレイナの姿を探していたためレイナが精神力枯渇状態で倒れているのを発見してしまった。迷宮冒険譚で何度も読み返した、自分が憧れた大英雄の必殺を目の当たりにし、同時にその副作用も知っているベルが初めてレイナの存在に疑問を抱いたが、直後に【自然治癒】によってレイナが意識を取り戻したためうやむやにされた。 |