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或る皇国将校の回想録 前日譚 監察課の月例報告書(兵部省の小役人)

 皇紀五百六十四年――〈皇国〉本土決戦勃発を四年後に控えた〈皇国〉は誰もがそのような事は知らず、ただ太平の世を謳歌していた。
〈皇国〉軍は平時体制の中で予算不足に喘ぎ、五将家達、軍人貴族は緩やかに衰退しつつあった。
そうした中で馬堂豊久は新たな辞令を受け取った。

 皇紀五六四年四月一日をもって貴官を〈皇国〉陸軍砲兵大尉並びに〈皇国〉兵部省陸軍局人務部監察課首席副官附副官 兼 同監察課主査へ任ずる。

これが彼の転機となった――のかもしれない。

※或る皇国将校の回想録の本編と設定を共有しています。
短編集という形で断続的に短期集中投下をおこなっていく予定です。

第一短編 栄光と黄金 完結しました。
第二短編 野心なき謀略 完結しました。



或る皇国将校の回想録(兵部省の小役人)

 人と天龍達が暮らす〈大協約〉世界。その片隅で〈皇国〉は内紛の諸将時代を終わらせ、四半世紀の太平の世を謳歌していた。
 <皇国>の実権を握る貴族連合、五将家は太平の世の中で徐々に衰えつつあった。
 五将家の雄である駒州公爵・駒城家の重臣、馬堂家にて生を受けた馬堂豊久は“地球”の記憶をおぼろに抱えながらもその太平の世を謳歌する一人であった。
 皇紀五百六十八年、〈大協約〉世界最強の軍事大国〈帝国〉は蛮族鎮定を掲げ、〈皇国〉最北の領土、北領に対し侵攻を開始し、平穏は失われる。
 後に〈皇国〉本土決戦と呼ばれる大戦、故国に築かれた前線で、銃後の政争で、〈皇国〉将校達は各々の信ずるものと護るべきモノの為に駆けずり回る事になる――
 
 



『もしも門が1941年の大日本帝国に開いたら……』(零戦)

『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』を日本国ではなくて大日本帝国に置き換えてみました。

更新は主に土日になると思います。

最初は原作通りになるかと思います。炎龍どうしようか……。
オリキャラ出ますし原作キャラも出ますが階級は違ってたりします。
伊丹の階級を少佐から取りあえず大尉にしました。中尉だと主人公と被ってしまうので……。
これは『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』の二次小説です。



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