『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2024年 12月 29日 12時 21分]
▼一言
>男性のライターが書いて、メインの読者層が男性ですからね
が、そのギャルゲームにおける男主人公の性格が貧しいので、イニシャルDやヒカルの碁における男キャラに及ばません。逆に、ギャルゲームにおける女キャラの性格や背景はイニシャルDやヒカルの碁の女キャラよりも豊かだと言えます。
投稿者:
雄渾
[2024年 12月 29日 (日) 12時 49分 58秒]
>ギャルゲーの男主人公の性格
おそらくはメインの読者層である男性が自己投入しやすいように性格の乏しい、ありきたりな主人公にしているのでしょう
この辺は官能小説の文化から入ったものと類推しています。
日本の官能小説では、あくまでもメインが女性キャラなので、男主人公は徹底的に没個性化される傾向にあります。
1980年代から2010年代まで活躍された高竜也や鬼頭龍一、巽飛呂彦などはそういう傾向にありますね。
これが冒険活劇であれば、男性主人公がある程度感情豊かで正確にもはっきり癖のある人間を出しますが、恋愛やセックスを題材に書くとなると背景の様な主人公にならざるを得ないのでしょう。
恋愛や官能小説でも強烈な男性キャラはいます。
いわゆる間男で、一般作品でいう悪役キャラです。
主人公からヒロインを奪ったり、寝取ったりする場合は、強烈な個性の持ち主でないといけません。
ヒロインが悪の誘いに乗ったり誘惑されるような存在とは、強烈な人物像でないと話が盛り上がらないためです。
ひと昔前のスーパー戦隊モノでは、主人公の戦隊メンバーより悪役キャラの方が印象に残った例が多くありました。
>逆に、ギャルゲームにおける女キャラの性格や背景はイニシャルDやヒカルの碁の女キャラよりも豊かだと言えます。
実はギャルゲームや官能小説などはヒロインの方がメインだからです。
性的な欲求を向ける相手としてヒロインが魅力的でなければ、話が成立しないからです。
同じことは女性向けの恋愛小説でも見られる傾向ですね。
ただ女性向けの場合は男のように背景としてではなく、女性自身が感情移入をする対象なので、より内面の感情や行動が作品に影響する傾向にあります。
一般論ですが、男の場合だと作品を第三者の立場から眺めているのに対して、女の場合だと劇中の人物に自己投影して楽しんでいるの違いではないでしょうか。
恋愛作品だとその傾向は強いですね。
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