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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2024年 09月 29日 16時 50分]

▼一言
>日本文化の維持

江田島平八はおそらく、今の日本の若者は勤勉に働かず、異世界に転生して楽しむことを夢見てばかり過ごしている、そんな彼らはアメリカにおける白人になりたいアメリカにおける黒人の模写にすぎないと感じているのだろう、こんなことでは江田島平八のような武士は恥といえます。逆に百合作品にはスポーツ根性をとして侍の精神が残っています。


▼返信
投稿者: 雄渾
[2024年 09月 29日 (日) 18時 32分 22秒]

 江田島は中曾根康弘と東大法学部の同級生でした。
そうすると大正7年(1918年)生まれで、終戦時28歳(当時は数え年が一般でした。満年齢だと26歳から27歳)でした。
短期現役将校だった中曽根とは違い正規教育を受けた海軍将校で、敗戦のショックも大きかったのでしょう。
33歳の時に男塾を創設したとなっていますから、昭和25年にそのもとになる私立学校を作ったのでしょうね。
当時は占領下でしたから、多分教育内容は後の男塾の様に歌劇ではなかったと思います。
あんな歪んだ軍国教育であったのならば、当時の文部省はおろか、GHQは許可を出さないからです。

>おそらく、今の日本の若者は勤勉に働かず……夢見てばかり過ごしている
戦後すぐは早出や残業は当たり前で、労災も保険制度も不十分でしたから、結構な人が過労で死ぬ事がザラでした。
また24時間働くのをよしとする風潮があり、戦後10年ほど頃までは知的労働者などは覚せい剤などを打って凌いでいたとされる話もありました。
 日本の若者も働かなくなっているのは事実ですが、先進国や一部の発展途上国では若者は肉体労働を忌避し、ホワイトカラーになりたがる傾向が強くなってきています。
それに伴い大学進学率も上がって、文系出身者に仕事がないという状況が続いているのはご承知の事と思います。
(戦後日本でも大卒者の増加で文系大学の卒業者の職がないと問題になり、その受け皿で地方公務員や民間企業の営業職などを増やしたりしました)

>アメリカにおける白人になりたいアメリカにおける黒人
 これも1960年代の公民権運動の悪弊ですよね。
あそこで金を配って誤魔化すようなことをせずに、自助努力で黒人層の発展を待つようにする政策をすべきでした。
まあいろいろな層の色々な思惑があって、ああいう結果になったのでしょうけど……
白人と黒人は基本的に相いれない存在なのでしょうね……


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