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『非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜』への感想

投稿者:緋色の空
[2024年 07月 16日 12時 51分]

▼一言
え、もう七月!?と月日の流れの速さに驚きつつこんにちは。
ついこの間三月くらいだった気がしてならない緋色の空です。七月は嘘でしょ、だって七月ってもう一年の半分が終わってるってことですよ……?

今日も絶好調にタラシですね晴登君ってば。知ってた。
さらっと「お姫様みたい」が出てくるのはもうタラシなんですよ。しかも全く照れた様子がない辺りに、何かこう「これはガチの感想だな……」って思わせるパワーがありますね。好きな男の子に心からの言葉でそんなこと言われちゃ優菜ちゃんも照れちゃいますよ、そりゃあ。

というか優菜ちゃん……まだあのことを気にして…………。
恋愛絡みで誰かを傷つけた。次に恋をしたとして、今度はその相手を傷つけてしまうかもしれない。だって自分は過去に一度、好きになった人とその相手に酷いことを言ってしまったのだから……みたいに考えてしまっているんだろうなあ、ということが察せらせて辛いですね……酷いことをした自分が幸せに、それも恋愛のことで幸せになるなんてあってはいけない、とか思ってるのかな…………そんなことないのにな……。
外野としては「そんなに思い詰めなくても……」と思ってしまいますが、心優しい優菜ちゃんはずっと自分がしたことを覚えていて、ずっとそれを見つめ続けるんでしょうね。こればっかりは誰が何を言おうが、他ならぬ優菜ちゃん自身が自分を許してあげられるかって話だから難しいな……。
…………ところで「恋愛なんておこがましい」という台詞やら「自分の気持ちに正直になることを許していない(=隠している気持ちがある)」という地の文やらから察するに、もしかして優菜ちゃん、大地君のこと……?

と、ここまで真面目(当社比)に書いてきましたが、一個だけ言わせてくださいね。
晴登君って暁君のこと「賢くて頼りになる良いやつ」だと思ってるんですか!?いや知ってましたけども!これまでのあれこれでそう思ってるのは解ってましたけども!こうやって明確に言葉にされるとにこにこしちゃうのがオタクの性ってやつなので……へへ。
ところで天野さんの暁君評は「壁を感じる。ちょっと怖い」だった訳ですが、これはそのまま「雰囲気的な意味で近寄りがたい」なのか「恐らく怪しまれてる。下手に近づくと明晰な頭脳でいろいろ気づかれてしまうかもしれなくて危険」みたいな裏がある評価なのか……前回のラストシーンのせいで一挙手一投足が疑わしく見えてしまうな、天野さん……これで完全に味方サイドだったら申し訳なさすぎる。

茜原さんだ!お久しぶりです!いろんな意味でお元気そうで何より。凄く久しぶりの登場だし、と運動会編を読み返してみたんですけど、そういや茜原さんってなかなかにとんでもねえ御方でしたね……。
そういや部活戦争の時、終夜さんは茜原さんに魔術のこと隠してましたけど(魔術と言いかけて咄嗟に別の言葉に変えるシーンがある)、今回の言動からするに茜原さんは「魔術部=魔術師の集まり(マジシャン集団だとは思っていない)」とか「魔術は科学ではないと解っている(終夜さんは「今は(自分が起こす雷を)科学だと彼女は考えている」「これが魔術だとバレたらどうなることか」と地の文で考えている)」とか、終夜さんが思ってる以上に魔術や魔術師についての知識を持ってらっしゃる感じですかね?まあ科学で解明してやる!って思ってるなら、まず解明したいものについて知識をつけるのは当然のことではありますけれど。
……というか当時は「私達はライバル」って言ってましたけど、結月ちゃんへの言動も含め、これ茜原さんは終夜さんのこと憎からず想ってるのでは……?ただの幼馴染みでライバルなら名前呼びに物申したり「あの女」とか「泥棒猫」とか言わないのでは……?言葉選びが恋する乙女にしか見えないです茜原さん。
あとこれ些細なことなんですが、結月ちゃんの血って提供して大丈夫なやつなんでしょうか。異世界人かつ鬼の血を引いてる子ですけど……後々何かあったらどうしよう…………何せ茜原さんだからな(失礼)。

結婚式ですか!?!?!?(ご祝儀を引っ張り出すオタクの様子)
コスプレとはいえ結婚しましたね……これは結婚ですよ、間違いない。というか優菜ちゃん相手にはさらっと「凄く似合ってる」だの「本物のお姫様みたい」だの言えたタラシの晴登君がここまで言葉に詰まるとは…………いやでも仕方ない。嫁(まだ嫁ではない)のウエディングドレス姿を前に語彙力が溶けようが負けようがそれは仕方のないことです。
でもだからこそ、ようやく出た言葉の本気度が伝わるんですよね!初々しいなあ可愛いなあ、口角が下がらないなあ。

とか言ってたら急に不穏!ついさっきまであんなに幸せ空間だったのに!不穏!
しかもこの人生徒なんですね!?となるともしやこの人がスサノオのスパイ……?一応「もしや」とは言いましたけどこれでスパイじゃなかったら目的が解らなさすぎて怖いな……いやでも「突然教室をミラーハウスにして皆をびっくりさせちゃお☆」みたいな善意のやべー奴の可能性もなくはないし…………。
しかもこれ、恐らくクラスメイトやお客さんも巻き込まれてますよね……?となるといざ戦闘となっても魔術を使いづらいやつでは。どうするの……どうなるのこれ…………。


さて。
楽しい文化祭が一転してえらいことになっていますが、どうか大丈夫でありますように……最後には皆が笑って終われる文化祭でありますように……!

ではでは。




まあプロットってぶち壊してからが本番みたいなところありますし(暴論)。
年四回更新だろうが何だろうが追いかけて長文感想ぶん投げますのでご安心(?)くださいね!


▼返信
投稿者: 波羅月
[2024年 07月 16日 (日) 14時 13分 48秒]

一年の半分過ぎたマ? ということは、次更新する頃には2025年間近……? おいおいおいおい。どうも波羅月です。時の流れは早いってそれ一。

今回は尺の都合で色々詰め込んでしまったので、感想も長文になってしまいすみません(ありがとうございます)。一つずつ見ていきます。

まず晴登がタラシなのはいつも通りですね。いつぞやはプレイボーイなんて称されたりしましたが、あながち間違いでもないのかもしれません。でも本命を前にすると語彙力を失ってしまうと。これ優菜と結月で対比になってるせいで、より感情が際立ってますね。我ながら良い表現。

一方優菜ですが、仰る通り自責の念に駆られて自分を抑圧してしまっています。自分のことをずるいと言ってましたが、やっぱり彼女も優しい人物なんですね。ちなみに何の欲を抑えているかはご想像にお任せします。そのうちね、そのうち……。

晴登にとって、困った時は暁君か前部長の二択なので、相当に信頼度は高いことが窺えます。
そして暁君は壁を感じるという天野の感想もその通りなのですが、当時の晴登は友達作りに必死で、暁君に突き放されても追いかけ続けるストーカープレイで何とか友情を勝ち取りました。魔術部という枠がある以上、天野さんと暁君が仲良くなる日はそう遠くないとは思いますよ、ええ(含み笑い)。

運動会以来の登場となります茜原さん。全然忘れていませんでしたよ? 異世界ばっかで登場の機会がなかっただけです。
正直今と昔でだいぶ話も変わってしまって、ちょっとばかりの矛盾が生まれてしまってるのは許してください。概ねの理解は緋色の空さんの思ってる通りです。終夜は魔術というワードこそ隠していますが、黒雷自体は何度も見せてきたので茜原さんが疑問に思うのも当然です。それで独自の調査で魔術の存在に辿り着きました。二人の過去については詳しく触れる予定があるのでまたその時に。
あ、ちなみに結月の血を実際に人間に与えたらどうなるかわかりません。でも実験に使うということだったので、さすがに体内に入れることはないでしょう。さすがに……。

最後に突然の不穏な気配(いつもの)。犯人は一体何の目的でこんなことを、というか一体どんな状況なの? 詳しくは次回以降です。

今回も感想ありがとうございました! 次回もお楽しみに!





実のところ、去年の時点で年4回更新になってたらしく、執筆ペースの遅さに「ほげ〜」ってなってました。まぁプロット一新したし、さすがに早くなるやろ! なる、よね……? 次回の更新の目安は10月です(泣)

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