『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2024年 07月 02日 07時 10分]
▼一言
雄渾さんはロシア=ウクライナの戦争でのロシア軍の自動車戦術についてどう思いますが?
投稿者:
雄渾
[2024年 07月 03日 (日) 11時 36分 56秒]
今年に入って報道のあるオートバイ部隊の事ですか。
非装甲の自動車に関しては開戦当初から重用という形で民間車両を利用していましたね。
ソ連時代に比して戦車の生産能力が落ちているのと、民間車両であれば、攻撃されにくいという便衣隊のような戦法のためでしょう。
オートバイ部隊も決して悪いとは言いません。
砲撃やドローン、戦闘ヘリによる砲爆撃の支援の下で、かつての竜騎兵(軽武装で小銃を装備した下馬前提の騎兵)のように、高速での偵察と奇襲を前提にした戦いならば有効であるとは思いますよ。
ロシアは一応旧式ですが自国でバイク生産が出来る技術もノウハウもありますし、支那から安いバイクでも大量に買っているのでしょう。
ロシア紙の報道によれば、バイク部隊で前線への輸送もしているそうですから、後方にかなり強力な陣地を構築しているのでしょうね。
後方に強力な陣地がなければ、バイク部隊を運用するのは危険でしょうし、単独でバイク部隊を運用するという事はしないでしょう。
ロシア軍もウクライナ戦争前から米軍の様なATV(全地形対応車)を試作していましたから、多分シリア派兵でその重要性は把握していると思いますよ。
従来型の装甲車だと入れる場所も地形も限られますから、機動性重視で運用しているのでしょう。
あとは装甲車両の温存を図っているという見解もあるので、積極的にATVを活用しているのでしょうね。
カーネギー国際平和財団ロシアユーラシアプログラムによると、衛星画像からの解析で、ロシアの保有する戦車は、あと2〜3年でその稼働可能なものは枯渇するという見解がなされています。
すでにこの2年で保有する戦車や装甲車の4割が使われたとも……
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