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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2024年 06月 23日 13時 08分]

▼一言
神聖ローマ帝国は古代ローマの栄光を取り戻したかったので、ユスティニアヌス法典を受け入れましたが、ローマ法はゲルマン法とは異なっていたため、ドイツでは思弁の精神が生まれ、発展した哲学が生まれましたが、ドイツ人は理性的なフランス人や経験豊富なイギリス人とは異なり、彼らが政治的な統合失調症につながるものでもあると劉仲敬氏はそう述べりました。


▼返信
投稿者: 雄渾
[2024年 06月 23日 (日) 14時 36分 21秒]

>神聖ローマ帝国は古代ローマの栄光を取り戻したかったので、ユスティニアヌス法典を受け入れましたが、ローマ法はゲルマン法とは異なっていたため、ドイツでは思弁の精神が生まれ、発展した哲学が生まれましたが、ドイツ人は理性的なフランス人や経験豊富なイギリス人とは異なり、彼らが政治的な統合失調症につながるものでもあると劉仲敬氏はそう述べりました。

 小生も劉仲敬先生の論説には同意しますね。
昨今の欧州における電気自動車の推進運動も、内燃機関を極限まで発展させた日本企業の追い落としの面もありましょうが、やはりドイツ人特有の思弁的な哲学思考が根底にあると思います。
 日本企業は、既に先人の業績や過去の実験を通して、電気自動車は製造できるが、重量が重く、商業としての採算性も悪く、バッテリーのリサイクル技術も未確立なので、環境負荷も大きいとして、それほど熱心ではありませんでした。
 じつは21世紀に入ってから日本メーカーは商業化をしているのですが、どうしても寒冷地や酷暑地での故障が多く、航続距離も短いので、さほど売れませんでした。
 それをドイツあたりは二酸化炭素の削減などというあいまいな目標のために、欧州中の全自動車を電気自動車化するという計画をぶち上げましたからね。
 あれを見たときは、帝政時代以来の『理想を信じて動けば、それが実現して現実になると思い込む』悪い癖が出たなと思いました。
 
 ドイツの実情を無視したローマ法の再適用もそうですが、プロテスタントという極端な思想や、共産主義なども、この思弁的な哲学思想にすべてが行きつくような気がしてなりません。
 ドイツ国民のナチズムへの共振も、1930年代という既存の価値観が崩れ去った時代の影響も否定できませんが、民族性の面は否定できないと思います。
今のドイツの過激な環境保護政策も、一種のナチズムに見えて仕方がありません。


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