『冥王来訪』への感想
投稿者:[非会員]の感想
[2024年 01月 16日 13時 41分]
▼一言
>銃火器の発達は、戦争の場から英雄を消し去ったように……
技術よりも社会体制と物理法則の影響は多いです。冷兵器時代でも、個体の戦いよりも集団の戦いが有利、短兵器よりも長兵器は範圍の優勢がある、アーマーがない人よりも全身アーマーを装備して人は高い防護がある、斬ることよりも刺すことは殺傷がやすい、決定性会戦よりも消耗戦は戦争の日常。
投稿者:
雄渾
[2024年 01月 17日 (日) 09時 16分 16秒]
>集団戦
殷や周の昔より、装甲化した機動戦力による遠距離攻撃が有利でしたね。
(殷は甲骨文の記録から300両の騎馬戦車と1万5000人の即応兵力を持っていたことが判明しています)
日本の武士も弓馬の道とか弓箭(きゅうせん)や東海一の弓取りなどと自称していましたし、古事記や日本書紀でも剣より弓矢に関する話の方が多い印象を受けます。
(剣を使う話が少ないからこそ、草薙剣の話が印象的なのでしょうね)
どうしても日本人は260年間の徳川時代の影響で刀での一騎打ちを神聖視するほどになっていますからね。
戦争から遠ざかった人間故の一種のロマンチシズムでしょうね。
(1615年の大阪の陣前までの戦闘では、戦傷の8割が遠距離の武器という統計があります)
槍や刀で決着がつくのは、限定された人数で行う中世ヨーロッパの戦争や、日本の江戸時代の小規模な戦闘だけですね。
幕末の京都の治安維持を担当した新選組は、剣術の達人もいましたが、銃砲の訓練もしていて、最後の頃の函館五稜郭ではほとんど銃撃戦でした。
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