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『冥王来訪』への感想

投稿者:[非会員]の感想
[2023年 09月 21日 22時 07分]

▼一言
ソ連は中華統一陣線の形成を裏に介入して主導することがあるでしょうが?


▼返信
投稿者: 雄渾
[2023年 09月 21日 (日) 22時 39分 54秒]

 まず、マブラヴ世界の中ソ関係で史実との大きな違いがあります。
それは、1969年の中ソ対立からわずか4年で、同盟関係にまで関係改善がなされていることです。
その為、1980年代半ばまで在支ソ連軍がいて、アラスカの租借後に撤退したという事実です。
(以下、公式資料集より当該箇所の引用を交えて説明します)
 

 
 ソ連軍が抜けた中共では、『中国軍独力での国土防衛は不可能』(資料集,p232)な状態であり、『新たな同盟国として浮かび上がったのが強固な経済力と固有の軍隊を持ち……相容れ合いと思われていた台湾政府である』


 実は、資料集には、成立の経緯は詳しく書かれていません。
結びの言葉として、「米ソの和解に続く歴史的な同盟……に至った経緯は全世界の注目を浴びた」とあるだけです。

 ソ連軍が抜けた後に、米国の仲介があったのかもしれません。
1971年のアルバニア決議で、当時の日米は対ソの観点から、中共の国家承認と台湾断交を実施しました。
ソ連の弱体化と極東からの影響力の排除と言う事で中共政権を後ろから支える様な政策をとったと思われます。

 あと、中共政権はイスラエルを通じて、米国の最新戦術機の技術提供を受けています。
対中国貿易統制委員会にイスラエルは加盟していませんでしたから、そういう迂回も出来たと思います。
これはソ連スパイがハイネマンに近づいたやり方より、安全で合法的な方法です。


(マブラヴ世界では、東芝ココム事件のような話は見逃されてるんでしょうね……)

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